コード | 略号 | 機能 |
---|---|---|
0x00 | NUL | |
0x01 | SOH | |
0x02 | STX | |
0x03 | ETX | |
0x04 | EOT | |
0x05 | ENQ | アンサーバック文字列送信 |
0x06 | ACK | |
0x07 | BEL | ビープ音を鳴らす |
0x08 | BS | カーソルを1桁左に移動 |
0x09 | HT | カーソルを次のタブストップに移動 |
0x0a | LF | Line feed または New line 動作を行う。Line feed/New line モードの設定により動作が変わる。 |
0x0b | VT | LFと同じ |
0x0c | FF | LFと同じ |
0x0d | CR | カーソルを行頭に移動 |
0x0e | SO | GL へ G1 を呼び出す |
0x0f | SI | GL へ G0 を呼び出す |
0x10 | DLE | |
0x11 | DC1 | |
0x12 | DC2 | |
0x13 | DC3 | |
0x14 | DC4 | |
0x15 | NAK | |
0x16 | SYN | |
0x17 | ETB | |
0x18 | CAN | |
0x19 | EM | |
0x1a | SUB | |
0x1b | ESC | エスケープシーケンスの開始 |
0x1c | FS | |
0x1d | GS | |
0x1e | RS | |
0x1f | US |
コード | 7bit表現 | 略号 | 機能 |
---|---|---|---|
0x80 | PAD | ||
0x81 | HOP | ||
0x82 | BPH | ||
0x83 | NBH | ||
0x84 | ESC D | IND | カーソルを一行下に移動 |
0x85 | ESC E | NEL | カーソルを次の行の先頭に移動 |
0x86 | SSA | ||
0x87 | ESA | ||
0x88 | ESC H | HTS | カーソル位置にタブストップを設定する |
0x89 | HTJ | ||
0x8a | VTS | ||
0x8b | PLD | ||
0x8c | PLU | ||
0x8d | ESC M | RI | カーソルを一行上に移動 |
0x8e | ESC N | SS2 | GL または GR へ G2 を次の一文字に限り呼び出す |
0x8f | ESC O | SS3 | GL または GR へ G3 を次の一文字に限り呼び出す |
0x90 | ESC P | DCS | Device Control Sequence (DCSシーケンスを参照) |
0x91 | PU1 | ||
0x92 | PU2 | ||
0x93 | STS | ||
0x94 | CCH | ||
0x95 | MW | ||
0x96 | SPA | ||
0x97 | EPA | ||
0x98 | ESC X | SOS | 文字列開始 (SOSシーケンスを参照) |
0x99 | SGCI | ||
0x9a | SCI | ||
0x9b | ESC [ | CSI | CSIシーケンスを開始 (CSIシーケンスを参照) |
0x9c | ESC \ | ST | 文字列終端。DCS, SOS, OSC, PM, APC シーケンスの終端。 |
0x9d | ESC ] | OSC | Operating System Command (OSCシーケンスを参照) |
0x9e | ESC ^ | PM | Privacy Message (PMシーケンスを参照) |
0x9f | ESC _ | APC | Application Program Command (APCシーケンスを参照) |
シーケンス | 略号 | 機能 |
---|---|---|
ESC 6 | DECBI | カーソルを左に 1 桁移動する。カーソルが左端に有った場合、画面を右に 1 桁スクロールする。スクロールした結果画面の右にはみ出した部分は失われる。 |
ESC 7 | DECSC | カーソル位置を保存する |
ESC 8 | DECRC | 保存したカーソル位置を復元する |
ESC 9 | DECFI | カーソルを右に 1 桁移動する。カーソルが右端に有った場合、画面を左に 1 桁スクロールする。スクロールした結果画面の左にはみ出した部分は失われる。 |
ESC = | DECKPAM | アプリケーションキーパッドモードに設定する。 |
ESC > | DECKPNM | ノーマルキーパッドモードに設定する。 |
ESC D | IND | カーソルを一行下に移動 |
ESC E | NEL | カーソルを次の行の先頭に移動 |
ESC H | HTS | 現在のカーソル位置にタブストップを設定する |
ESC M | RI | カーソルを一行上に移動 |
ESC N | SS2 | GL または GR へ G2 を次の一文字に限り呼び出す |
ESC O | SS3 | GL または GR へ G3 を次の一文字に限り呼び出す |
ESC P | DCS | Device Control Sequence (DCSシーケンスを参照) |
ESC X | SOS | 文字列開始 (SOSシーケンスを参照) |
ESC Z | DECID | 端末IDを返答する |
ESC [ | CSI | CSIシーケンスを開始 (CSIシーケンスを参照) |
ESC \ | ST | 文字列終端。DCS, SOS, OSC, PM, APC シーケンスの終端。 |
ESC ] | OSC | Operating System Command (OSCシーケンスを参照) |
ESC ^ | PM | Privacy Message (PMシーケンスを参照) |
ESC _ | APC | Application Program Command (APCシーケンスを参照) |
ESC c | RIS | 端末リセット |
ESC g | - | 可視ベル |
ESC n | LS2 | GL へ G2 を呼び出す |
ESC o | LS3 | GL へ G3 を呼び出す |
ESC | | LS3R | GR へ G3 を呼び出す |
ESC } | LS2R | GR へ G2 を呼び出す |
ESC ~ | LS1R | GR へ G1 を呼び出す |
ESC SP F | S7C1T | 7ビットモード。応答に7ビットシーケンスを使う。 |
ESC SP G | S8C1T | 8ビットモード。応答に8ビットシーケンスを使う。 |
ESC # 8 | DECALN | 画面を'E'で埋める |
ESC $ | 文字集合の指示 (ISO/IEC 2022) | |
ESC ( | ||
ESC ) | ||
ESC * | ||
ESC + |
シーケンス | 略号 | 機能 |
---|---|---|
CSI Ps @ | ICH | カーソル位置に Ps 個空白を挿入する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps A | CUU | カーソルを Ps 行上に移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps B | CUD | カーソルを Ps 行下に移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps C | CUF | カーソルを Ps 桁右に移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps D | CUB | カーソルを Ps 桁左に移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps E | CNL | カーソルを Ps 行下の 1 桁目に移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps F | CPL | カーソルを Ps 行上の 1 桁目に移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps G | CHA | カーソルを現在の行の Ps 桁目に移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps1 ; Ps2 H | CUP | カーソルを Ps1 行目の Ps2 桁目に移動する。Ps1, Ps2 の省略時の値は 1。 |
CSI Ps I | CHT | カーソルを Ps 個後ろのタブストップに移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps J | ED | 画面消去。Ps の省略時の値は 0。
Ps = 0 カーソル位置から画面末尾までを消去する。 = 1 画面先頭からカーソル位置までを消去する。 = 2 画面全体を消去する。 |
CSI Ps K | EL | 行消去。Ps の省略時の値は 0。
Ps = 0 カーソル位置から行末までを消去する。 = 1 行頭からカーソル位置までを消去する。 = 2 行全体を消去する。 |
CSI Ps L | IL | カーソルのある行の前に Ps 行空行を挿入する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps M | DL | カーソルのある行から Ps 行を削除する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps P | DCH | カーソル位置の文字を Ps 文字削除する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps S | SU | 画面を Ps 行上にスクロールする。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps T | SD | 画面を Ps 行下にスクロールする。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps X | ECH | カーソル位置から Ps 文字を消す(空白にする)。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps Z | CBT | カーソルを Ps 個前のタブストップに移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps ` | HPA | カーソルを現在の行の Ps 桁目に移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps a | HPR | カーソルを Ps 桁右に移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps c | DA | 端末特性報告。省略時の Ps の値は 0。
Ps = 0 端末特性を要求する。 応答: 端末IDの設定により異なる。 VT100 ESC [ ? 1 ; 2 c VT100J ESC [ ? 5 ; 2 c VT101 ESC [ ? 1 ; 0 c VT102 ESC [ ? 6 c VT102J ESC [ ? 15 c VT220J ESC [ ? 62 ; 1 ; 2 ; 5 ; 6 ; 7 ; 8 c VT282 ESC [ ? 62 ; 1 ; 2 ; 4 ; 5 ; 6 ; 7 ; 8 ; 10 ; 11 c VT320 CSI ? 63 ; 1 ; 2 ; 6 ; 7 ; 8 c VT382 CSI ? 63 ; 1 ; 2 ; 4 ; 5 ; 6 ; 7 ; 8 ; 10 ; 15 c VT420 CSI ? 64 ; 1 ; 2 ; 7 ; 8 ; 9 ; 15 ; 18 ; 21 c" VT520 CSI ? 65 ; 1 ; 2 ; 7 ; 8 ; 9 ; 12 ; 18 ; 19 ; 21 ; 23 ; 24 ; 42 ; 44 ; 45 ; 46 c VT525 CSI ? 65 ; 1 ; 2 ; 7 ; 9 ; 12 ; 18 ; 19 ; 21 ; 22 ; 23 ; 24 ; 42 ; 44 ; 45 ; 46 c |
CSI Ps d | VPA | カーソルを桁位置を変えずに Ps 行目に移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps e | VPR | カーソルを Ps 行下に移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps1 ; Ps2 f | HVP | カーソルを Ps1 行目の Ps2 桁目に移動する。Ps1, Ps2 の省略時の値は 1。 |
CSI Ps g | TBC | タブストップの削除。Ps の省略時の値は 0。
Ps = 0 カーソル位置のタブストップを削除する。 = 3 すべてのタブストップを削除する。 |
CSI Pm h | SM | モードを設定する。(モード (標準)を参照) |
CSI Pm i | MC | 印刷モード
Ps = 0 画面を印刷する。 = 4 プリンタコントローラモードを無効にする。 = 5 プリンタコントローラモードを有効にする。 |
CSI Ps j | HPB | カーソルを Ps 桁左に移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Ps k | VPB | カーソルを Ps 行上に移動する。Ps の省略時の値は 1。 |
CSI Pm l | RM | モードを解除する。(モード (標準)を参照) |
CSI Pm m | SGR | 文字属性を設定する。省略時の Pm の値は 0。(文字属性を参照) |
CSI Ps n | DSR | 端末の状態を報告する。
Ps = 5 端末の状態を報告する。常に CSI 0 n (準備OK)を返す。 応答: CSI s n s = 0 正常 = 6 カーソルの位置を報告する。(CPR) 応答: CSI r ; c R r 行位置 c 桁位置 |
CSI Ps1 ; Ps2 r | DECSTBM | 上下マージン(スクロールリージョン)を設定する。
Ps1 上マージンの行位置。省略時は 1。 Ps2 下マージンの行位置。省略時は画面下端。 |
CSI s | SCP | 現在のカーソル位置を保存する。DECLRMM がリセットされている時のみ有効。 |
CSI Ps1 ; Ps2 s | DECSLRM | 左右マージン(スクロールリージョン)を設定する。DECLRMM がセットされている時のみ有効。
Ps1 左マージンの行位置。省略時は 1。 Ps2 右マージンの行位置。省略時は画面右端。 |
CSI Ps1 ; Ps2 ; Ps3 t | (DECSLPP) | ウィンドウ操作
Ps1 = 1 ウィンドウを通常表示状態にする。 = 2 ウィンドウを最小化する。 = 3 ウィンドウ位置を Ps2, Ps3 に移動する。 = 4 ウィンドウサイズを高さ Ps2 ドット, 幅 Ps3 ドットに変更する。 = 5 ウィンドウを前面に移動する。 = 6 ウィンドウを背面に移動する。 = 7 ウィンドウを再描画する。 = 8 端末サイズを Ps2 行, Ps3 桁に変更する。 = 9 端末の最大化状態を変更する。 Ps2 = 0 ウィンドウを通常サイズに変更する。 = 1 ウィンドウを最大化する。 = 11 ウィンドウの最小化状態を報告する。 応答: CSI s t s = 1 通常状態 = 2 最小化状態 = 13 ウィンドウの位置を報告する。 応答: CSI 3 ; x ; y t x ウィンドウ左上角の X 座標 y ウィンドウ左上角の Y 座標 = 14 ウィンドウのサイズを報告する。 応答: CSI 4 ; y ; x t y ウィンドウの高さ x ウィンドウの幅 = 18 端末サイズを報告する。 応答: CSI 8 ; y ; x t y 端末サイズの高さ(行数) x 端末サイズの幅(文字数) = 19 ルートウィンドウのサイズを文字数で報告する。 応答: CSI 9 ; y ; x t y ルートウィンドウの高さ(行数) x ルートウィンドウの幅(文字数) = 20 アイコンラベルを報告する。 応答: OSC L title ST title アイコンラベル (ウィンドウタイトル) = 21 ウィンドウタイトルを報告する。 応答: OSC l title ST title ウィンドウタイトル = 22 ウィンドウタイトルをスタックに保存する。 Ps2 = 0, 1, 2 ウィンドウタイトルを保存する。 = 23 ウィンドウタイトルをスタックから復元する。 Ps2 = 0, 1, 2 ウィンドウタイトルを復元する。 |
CSI u | RCP | 保存したカーソル位置を復元する。 |
CSI < r | TTIMERS | IME の開閉状態を復元する。 |
CSI < s | TTIMESV | IME の開閉状態を保存する。 |
CSI < Ps t | TTIMEST | IME の開閉状態を設定する。省略時の Ps の値は 0。
Ps = 0 IME を閉じる。 = 1 IME を開く。 |
CSI = Ps c | DA3 (Tertiary DA) | 第三端末特性報告。省略時の Ps の値は 0。
Ps = 0 第三端末特性要求 応答: DCS ! | dddddddd ST dddddddd 端末固有ID |
CSI > Ps c | DA2 (Secondary DA) | 第二端末特性報告。省略時の Ps の値は 0。
Ps = 0 第二端末特性要求 応答: CSI > 32 ; 331 ; 0 c |
CSI > 3 ; Ps1 ; Ps2 ; Ps3 ; Ps4 J | - | 矩形消去。
Ps1 消去領域の上辺 Ps2 消去領域の左辺 Ps3 消去領域の下辺 Ps4 消去領域の右辺 |
CSI > 3 ; Ps1 ; Ps2 K | - | 現在の行の Ps1 桁目から Ps2 桁目までを消去する。 |
CSI > 5 ; Ps K | - |
Ps = 3..6 Draw Line = 12 Set foreground color |
CSI ? Ps J | DECSED | 選択的画面消去。保護されていない文字のみを消去する。Ps の省略時の値は 0。
Ps = 0 カーソル位置から画面末尾までの保護されていない文字を消去する。 = 1 画面戦闘からカーソル位置までの保護されていない文字を消去する。 = 2 画面全体の保護されていない文字を消去する。 |
CSI ? Ps K | DECSEL | 選択的行消去。保護されていない文字のみを消去する。Ps の省略時の値は 0。
Ps = 0 カーソル位置から行末までの保護されていない文字を消去する。 = 1 行頭からカーソル位置までの保護されていない文字を消去する。 = 2 行全体の保護されていない文字を消去する。 |
CSI ? Pm h | DECSET | DEC/xterm 拡張のモードを設定する。(モード (DEC/xterm拡張)を参照) |
CSI ? Pm i | DECMC | 印刷モード
Pm = 1 カーソル行を印刷する。 = 4 自動プリントモードを無効にする。 = 5 自動プリントモードを有効にする。 |
CSI ? Pm l | DECRST | DEC/xterm 拡張のモードを解除する。(モード (DEC/xterm拡張)を参照) |
CSI ? Ps n | DECDSR | 端末の状態を報告する。
Ps = 55 ロケータデバイスの状態を報告する。常に CSI ? 50 n (準備OK)を返す。 応答: CSI ? s n s = 50 Locator ready. |
CSI Ps SP q | DECSCUSR | カーソル表示形式変更。Ps の省略時の値は 0。
Ps = 0,1 ブロックカーソル / 点滅 = 2 ブロックカーソル / 非点滅 = 3 下線カーソル / 点滅 = 4 下線カーソル / 非点滅 = 5 縦線カーソル / 点滅 = 6 縦線カーソル / 非点滅 |
CSI ! p | DECSTR | ソフトリセット |
CSI Ps1 ; Ps2 " p | DECSCL | 端末動作モード設定
Ps1 = 61 VT-Level 1 (VT100モード) = 62 VT-Level 2 (VT200モード) = 63 VT-Level 3 (VT300モード) = 64 VT-Level 4 (VT400モード) = 65 VT-Level 5 (VT500モード) Ps2 = 0 8 bit モード (S8C1T) = 1 7 bit モード (S7C1T) = 2 8 bit モード (S8C1T) |
CSI Ps " q | DECSCA | 文字の保護属性を設定する。保護されている文字は選択的消去の対象外になる。
Ps = 0 保護属性の解除。これ以降に出力される文字は保護されていない状態になる。 = 1 保護属性の設定。これ以降に出力される文字は保護状態になる。 = 2 保護属性の解除。これ以降に出力される文字は保護されていない状態になる。 |
CSI Ps $ p (Standard) CSI ? Ps $ p (DEC/xterm) | DECRQM | モード問い合わせ。端末にモード(標準, DEC/xterm拡張)の状態を問い合わせる。
Ps: 問い合わせるモード。 応答: CSI Ps1 ; Ps2 $ y -- 標準モード CSI ? Ps1 ; Ps2 $ y -- DEC/xterm拡張モード Ps1 問い合わせたモード番号 Ps2 = 0 非対応 = 1 セット = 2 リセット = 3 常にセット = 4 常にリセット |
CSI Ps1 ; Ps2 ; Ps3 ; Ps4 ; Pm $ r | DECCARA | 範囲内文字属性設定。Ps1行目のPs2桁目からPs3行目のPs4桁目の間の文字属性をPmに設定する。
Ps1 範囲指定の開始位置の行位置。省略時は1。 Ps2 範囲指定の開始位置の桁位置。省略時は1。 Ps3 範囲指定の終了位置の行位置。省略時は画面の行数と同じ値。 Ps4 範囲指定の終了位置の桁位置。省略時は画面の桁数と同じ値。 Pm 設定する文字属性。";" で区切る事によって複数指定出来る。開始位置および終了位置の扱いはDECSACEの設定によって変わる。 DECSACEで0または1が設定された場合は、開始位置から終了位置の間の連続領域が対象範囲となる。 DECSACEで2が設定された場合は、開始位置を左上、終了位置を右下とした矩形領域が対象範囲となる。 |
CSI Ps1 ; Ps2 ; Ps3 ; Ps4 ; Pm $ t | DECRARA | 範囲内文字属性反転。Ps1行目のPs2桁目からPs3行目のPs4桁目の間の文字属性Pmを反転する。
Ps1 範囲指定の開始位置の行位置。省略時は1。 Ps2 範囲指定の開始位置の桁位置。省略時は1。 Ps3 範囲指定の終了位置の行位置。省略時は画面の行数と同じ値。 Ps4 範囲指定の終了位置の桁位置。省略時は画面の桁数と同じ値。 Pm 反転する文字属性。";" で区切る事によって複数指定出来る。開始位置および終了位置の扱いはDECSACEの設定によって変わる。 DECSACEで0または1が設定された場合は、開始位置から終了位置の間の連続領域が対象範囲となる。 DECSACEで2が設定された場合は、開始位置を左上、終了位置を右下とした矩形領域が対象範囲となる。 |
CSI Ps1 ; Ps2 ; Ps3 ; Ps4 $ z | DECERA | 矩形消去。Ps1 〜 Ps4 の省略時の値は現在のカーソル位置。
Ps1 消去領域の上辺 Ps2 消去領域の左辺 Ps3 消去領域の下辺 Ps4 消去領域の右辺 |
CSI Ps1 ; Ps2 ; Ps3 ; Ps4 $ { | DECSERA | 選択的矩形消去。矩形内の保護されていない文字を消去する。Ps1 〜 Ps4 の省略時の値は現在のカーソル位置。
Ps1 消去領域の上辺 Ps2 消去領域の左辺 Ps3 消去領域の下辺 Ps4 消去領域の右辺 |
CSI Ps $ } | DECSASD | ステータス行から/へ移動。Ps の省略時の値は 0。
Ps = 0 主画面へ移動。 = 1 ステータス行へ移動。 |
CSI Ps $ ~ | DECSSDT | ステータス行の表示状態の変更。Ps の省略時の値は 0。
Ps = 0 ステータス行を表示しない。 1 ステータス行を表示しない。 2 ステータス行を表示する。 |
CSI Ps1 ; Ps2 ; Ps3 ; Ps4 ' w | DECEFR | filter rectangle 設定。
Ps1 filter rectangle の上辺 Ps2 filter rectangle の左辺 Ps3 filter rectangle の下辺 Ps4 filter rectangle の右辺filter rectangle は常にワンショットモード扱いになる。一度フィルタイベントを送信すると filter rectangle は無効になる。 |
CSI Ps1 ; Ps2 ' z | DECELR | DEC ロケータ報告モード。
Ps1 = 0 ロケータ報告を無効にする = 1 ロケータ報告を有効にする = 2 ワンショットモード。次の一回の報告だけロケータ報告を有効にし、その後無効にする。 Ps2 = 0 文字モード。2 と同じ。 = 1 ピクセルモード。位置をピクセル単位で報告する。 = 2 文字モード。位置を文字単位で報告する。 |
CSI Pm ' { | DECSLE | ロケータイベント設定。
Pm = 0 ボタンダウン/アップイベントを無効にする。filter rectangle を無効にする。 = 1 ボタンダウンイベントを有効にする。ボタンが押されると、DECRQLP と同じ形式でロケータ位置を報告する。 = 2 ボタンダウンイベントを無効にする。 = 3 ボタンアップイベントを有効にする。ボタンが離されると、DECRQLP と同じ形式でロケータ位置を報告する。 = 4 ボタンアップイベントを無効にする。 |
CSI ' | | DECRQLP | ロケータの位置を応答する。
応答: CSI Pe ; Pb ; Pr ; Pc ; Pp & w Pe: イベントコード Pe = 0 ロケータ報告が無効 = 1 ロケータ位置要求(DECRQLP) を受けた = 2 左ボタンが押された = 3 左ボタンが離された = 4 中ボタンが押された = 5 中ボタンが離された = 6 右ボタンが押された = 7 右ボタンが離された = 8 ボタン 4 が押された (未対応) = 9 ボタン 4 が離された (未対応) = 10 ロケータが filter rectangle の外に出た。 Pb: ボタン状態。押されているボタンに対応する以下の値の合計。 1 右ボタン 2 中ボタン 4 左ボタン 8 ボタン4 (未対応) Pr: 縦位置。画面上端を 1 とする。 Pc: 横位置。画面左端を 1 とする。 Pp: ページ。常に 1。 |
モード | 略号 | 設定(SM) | 解除(RM) |
---|---|---|---|
2 | KAM | キーボードをロックする。キー入力はすべて無視される。 | キーボードのロックを解除する。 |
4 | IRM | 挿入モードに設定する。 | 上書きモードに設定する。 |
12 | SRM | ローカルエコーを無効にする。 | ローカルエコーを有効にする。 |
20 | LNM | New line モード。 - LF, FF, VT で、カーソルが次の行の行頭に移動するようになる。 - 改行コード(送信) の設定が "CR+LF" に変更される。 |
Line feed モード。 - LF, FF, VT で、カーソルが次の行の同じ桁位置に移動するようになる。 - 改行コード(送信) の設定が "CR" に変更される。 |
33 | WYSTCURM | カーソルの点滅を無効にする。 | カーソルの点滅を有効にする。 |
34 | WYULCURM | カーソルの形状を下線カーソルにする。 | カーソルの形状をブロックカーソルにする。 |
モード | 略号 | 設定(DECSET) | 解除(DECRST) |
---|---|---|---|
1 | DECCKM | アプリケーションカーソルモードに設定する。 | ノーマルカーソルモードに設定する。 |
3 | DECCOLM | ウィンドウの横幅を 132 桁にする。 | ウィンドウの横幅を 80 桁にする。 |
5 | DECSCNM | 反転表示モード。文字色と背景色を入れ替える。 | 通常表示モード。文字色と背景色を通常状態に戻す。 |
6 | DECOM | 行数の基準位置を上マージンにする。上下マージンの外にカーソルを移動できないようにする。カーソル位置を上マージンの 1 桁目に移動する。 | 行数の基準位置を画面上端にする。上下マージンの外にカーソルを移動できるようにする。カーソル位置を画面上端の 1 桁目に移動する。 |
7 | DECAWM | 行末での自動改行を有効にする。 | 行末での自動改行を無効にする。 |
8 | DECARM | キーボードのオートリピートを有効にする。 | キーボードのオートリピートを無効にする。 |
9 | XT_MSE_X10 | X10 互換マウス報告モードに設定する。 | マウス報告モードを解除する。 |
12 | XT_CBLINK | カーソルの点滅を無効にする。 | カーソルの点滅を有効にする。 |
19 | DECPEX | 印刷範囲を画面全体にする。 | 印刷範囲をスクロールリージョン内にする。 |
25 | DECTCEM | カーソルを表示する。 | カーソルを非表示にする。 |
38 | DECTEK | TEKウィンドウに切り替える。 | 何も行わない。 |
47 | XT_ALTSCRN | 代替画面バッファに切り替える。 | 標準画面バッファに切り替える。 |
59 | DECKKDM | 漢字端末モードに設定する。 | カタカナ端末モードに設定する。 |
66 | DECNKM | アプリケーションキーパッドモードに設定する。 | 数値キーパッドモードに設定する。 |
67 | DECBKM | Backspace キーで BS を送出する。 | Backspace キーで DEL を送出する。 |
69 | DECLRMM | 左右マージンを有効にする。DECSLRM による左右マージン設定が有効になる。SCP によるカーソル位置保存が無効になる。 | 左右マージンを無効にする。DECSLRM による左右マージン設定が無効になる。SCP によるカーソル位置保存が有効になる。 |
1000 | XT_MSE_X11 | マウス報告モードに設定する。マウスボタンの押し/離し,ホイールの回転を報告する。 | マウス報告モードを解除する。 |
1002 | XT_MSE_BTN | ボタンイベントマウス報告モードに設定する。通常のマウス報告モードの他に、マウスボタンを押している間のマウスの動きも報告する。 | マウス報告モードを解除する。 |
1003 | XT_MSE_ANY | 全イベントマウス報告モードを有効にする。ボタンイベントマウス報告モードの他に、マウスボタンを押していない状態でもマウスの動きを報告する。 | マウス報告モードを解除する。 |
1004 | XT_MSE_WIN | フォーカス報告モードに設定する。 | フォーカス報告モードを解除する。 |
1005 | XT_MSE_UTF | xterm (UTF-8) 形式の拡張マウス報告形式を有効にする。 | 拡張マウス報告形式を解除する。 |
1006 | XT_MSE_SGR | xterm (SGR) 形式の拡張マウス報告形式を有効にする。 | 拡張マウス報告形式を解除する。 |
1015 | - | rxvt-unicode 形式の拡張マウス報告形式を有効にする。 | 拡張マウス報告形式を解除する。 |
1047 | XT_ALTS_47 | 代替画面バッファに切り替える。 | 画面全体を消去した後、標準画面バッファに切り替える。 |
1048 | XT_ALTS_48 | 現在のカーソル位置を保存する。 | 保存したカーソル位置を復元する。 |
1049 | XT_EXTSCRN | 現在のカーソル位置を保存後、代替画面バッファに切り替え、画面全体を消去する。 | 画面全体を消去し、標準画面バッファに切り替えた後、保存したカーソル位置を復元する。 |
2004 | RL_BRACKET | Bracketed paste mode を有効にする。 | Bracketed paste mode を無効にする。 |
7727 | - | Application Escape mode を有効にする。 | Application Escape mode を無効にする。 |
7786 | - | マウスホイール - カーソルキー変換を有効にする。 | マウスホイール - カーソルキー変換を無効にする。 |
8200 | TTCTH | 画面クリア(ED 2)時にカーソルを左上に移動する。 | 画面クリア(ED 2)時にカーソル位置を移動しない。 |
番号 | 属性 |
---|---|
0 | 全ての属性を解除する。 |
1 | 太字属性を設定する。 |
4 | 下線属性を設定する。 |
5 | 点滅属性を設定する。 |
7 | 反転属性を設定する。 |
22 | 太字属性を解除する。 |
24 | 下線属性を解除する。 |
25 | 点滅属性を解除する。 |
27 | 反転属性を解除する。 |
30 | 文字色を黒(色番号0)に設定する。 |
31 | 文字色を赤(色番号1)に設定する。 |
32 | 文字色を緑(色番号2)に設定する。 |
33 | 文字色を黄色(色番号3)に設定する。 |
34 | 文字色を青(色番号4)に設定する。 |
35 | 文字色を赤紫(色番号5)に設定する。 |
36 | 文字色を水色(色番号6)に設定する。 |
37 | 文字色を白(色番号7)に設定する。 |
38 ; 2 ; r ; g ; b 38 ; 2 ; r : g : b 38 ; 2 : r : g : b 38 : 2 : r : g : b |
RGB値指定での文字色変更。文字色を R:r, G:g, B:b で表される色に設定する。 現在の実装では256色パレット中で指定したRGB値に最も近い色が使われる。 |
38 ; 5 ; Ps 38 ; 5 : Ps 38 : 5 : Ps |
文字色を色番号 Ps に設定する。 |
39 | 文字色を標準の文字色に設定する。 |
40 | 背景色を黒(色番号0)に設定する。 |
41 | 背景色を赤(色番号1)に設定する。 |
42 | 背景色を緑(色番号2)に設定する。 |
43 | 背景色を黄色(色番号3)に設定する。 |
44 | 背景色を青(色番号4)に設定する。 |
45 | 背景色を赤紫(色番号5)に設定する。 |
46 | 背景色を水色(色番号6)に設定する。 |
47 | 背景色を白(色番号7)に設定する。 |
48 ; 2 ; r ; g ; b 48 ; 2 ; r : g : b 48 ; 2 : r : g : b 48 : 2 : r : g : b |
RGB値指定での背景色変更。背景色を R:r, G:g, B:b で表される色に設定する。 現在の実装では256色パレット中で指定したRGB値に最も近い色が使われる。 |
48 ; 5 ; Ps 48 ; 5 : Ps 48 : 5 : Ps |
背景色を色番号 Ps に設定する。 |
49 | 背景色を標準の背景色に設定する。 |
90 | 文字色を暗い灰色(色番号8)に設定する。 |
91 | 文字色を明るい赤(色番号9)に設定する。 |
92 | 文字色を明るい緑(色番号10)に設定する。 |
93 | 文字色を明るい黄色(色番号11)に設定する。 |
94 | 文字色を明るい青(色番号12)に設定する。 |
95 | 文字色を明るい赤紫(色番号13)に設定する。 |
96 | 文字色を明るい水色(色番号14)に設定する。 |
97 | 文字色を明るい白(色番号15)に設定する。 |
100 | 背景色を暗い灰色(色番号8)に設定する。 |
101 | 背景色を明るい赤(色番号9)に設定する。 |
102 | 背景色を明るい緑(色番号10)に設定する。 |
103 | 背景色を明るい黄色(色番号11)に設定する。 |
104 | 背景色を明るい青(色番号12)に設定する。 |
105 | 背景色を明るい赤紫(色番号13)に設定する。 |
106 | 背景色を明るい水色(色番号14)に設定する。 |
107 | 背景色を明るい白(色番号15)に設定する。 |
シーケンス | 略号 | 機能 |
---|---|---|
DCS Ps1 ; Ps2 | Pt ST | DECUDK | ユーザキー定義。 |
DCS ! { Pt ST | DECSTUI | 端末固有 ID を Pt に変更する。LockTUID 設定が off の時のみ有効。 |
DCS $ q Pt ST | DECRQSS | 設定問い合わせ。
Pt: 問い合わせる設定 Pt = m SGR = r DECSTBM = s DECSLRM = " p DECSCL = " q DECSCA = SP q DECSCUSR = * x DECSACE 応答: DCS Ps $ r Pt ST Ps = 0 正常な問い合わせ。Pt は該当の設定を現在の状態に変更するためのシーケンスから先頭の CSI を除いた物。 = 1 不正な問い合わせ。Pt は無し。 |
DCS + q Pt ST | - | Termcap/Terminfo文字列問い合わせ。
Pt: 問い合わせるキャパビリティ。一文字辺り2桁の16進数値形式で指定する。 応答: DCS Ps + r Pt ST Ps = 0 不正な問い合わせ。Pt は無し。 = 1 正常な問い合わせ。 Pt は Pt1 = Pt2 形式。Pt1 は問い合わせたキャパビリティ。Pt2 はその値。共に一文字辺り2桁の16進数値形式となる。 |
形式
OSC Ps ; Pt ST OSC Ps ; Pt BEL
Ps | 機能 |
---|---|
0, 1, 2 | ウィンドウタイトルを Pt に変更する。 |
4 | 色を設定する。
Pt は c ; spec という書式で、色番号 c の色を spec に設定する。 spec は以下の形式を受け付ける。 rgb:r/g/b rgb:rr/gg/bb rgb:rrr/ggg/bbb rgb:rrrr/gggg/bbbb #rgb #rrggbb #rrrgggbbb #rrrrggggbbbb ?spec が "?" の時は問い合わせ。該当の色を以下の形式で応答する。 OSC 4 ; c ; rgb:rrrr/gggg/bbbb ST |
5 | 文字属性の色を設定する。
Pt は c ; spec という書式で、c に対応する文字属性の色を spec に設定する。 c と文字属性の対応は以下の通り。 c = 0 高輝度 = 1 下線 = 2 点滅 = 3 反転spec の形式は、OSC 4 の spec と同じ。 |
10 | VTウィンドウの文字色を Pt に設定する。Pt の形式は、OSC 4 の spec と同じ。 |
11 | VTウィンドウの背景色を Pt に設定する。Pt の形式は、OSC 4 の spec と同じ。 |
15 | TEKウィンドウの文字色を Pt に設定する。Pt の形式は、OSC 4 の spec と同じ。 |
16 | TEKウィンドウの背景色を Pt に設定する。Pt の形式は、OSC 4 の spec と同じ。 |
52 | クリップボードへのアクセス。
Pt = Pc ; Pdクリップボード Pc の内容を Pd にする。 Pc: クリップボードの種類。 c p s 0 1 2 3 4 5 6 7 の 0 個以上の組み合わせを受け付ける。ただし現状ではこのパラメータは無視される。 Pd: クリップボードに設定するデータ。base64 形式でエンコードする。Pd が "?" の時は問い合わせ。クリップボードの内容を、設定と同じ形式で応答する。 |
104 | 色番号 Pt を初期値に戻す。 |
105 | 番号 Pt に対応する文字属性の色を初期値に戻す。番号と文字属性の対応は OSC 5 の c と同じ。 |
110 | VTウィンドウの文字色を初期値に戻す。 |
111 | VTウィンドウの背景色を初期値に戻す。 |
115 | TEKウィンドウの文字色を初期値に戻す。 |
116 | TEKウィンドウの背景色を初期値に戻す。 |
形式
SOS Pt ST
対応しているSOSシーケンスはありません。すべて無視します。
形式
PM Pt ST
対応しているPMシーケンスはありません。すべて無視します。
形式
APC Pt ST
対応しているAPCシーケンスはありません。すべて無視します。