Tera Term で実装された Proxy 接続について解説します。
Proxy とは、下図のようにインターネット環境とLAN環境が切り離されたネットワーク構成のとき、外部との接続に用いる手段です。ゲートウェイがNATに対応しておらず、直接外部に接続できない場合に設置されていることがあります。
このような形態で使われる Proxy にはいくつもの種類があります。Tera Term では TTProxy プラグインを導入すると次のような種類の Proxy に対応します。
具体的な設定方法ですが、まず、[Setup] メニューから「Proxy...」を選択します。
次に、下図の「Proxy Setup」ダイアログが現れますので、「Type」に使用する Proxy の種類を、「Hostname」に Proxy サーバのホスト名(もしくは IP アドレス)を指定、「Port number」に Proxy のポート番号を入力して「OK」をクリックします。「Username」と「Password」は Proxy での認証が必要な場合にのみ入力してください。
これで Proxy の設定は完了ですから、通常の接続を行います。
HTTP プロキシサーバは通常 HTTP リクエストを扱うために設置されているので、設定によっては以下のような接続を許さないことがあります。
通常の TELNET サーバや SSH サーバへの接続は上記の条件に該当するため、このような設定のプロキシサーバを通信の中継に利用することはできません。