UTF-8 TeraTerm Pro with TTSSH2 で実装された Proxy 接続について解説します。
Proxy とは、下図のようにインターネット環境とLAN環境が切り離されたネットワーク構成のとき、外部との接続に用いる手段です。
このような形態で使われる Proxy の種類にはいくつもの種類があり、UTF-8 TeraTerm Pro with TTSSH2 では次のような種類の Proxy に対応しています。
HTTP Proxy を使用するためには、「相手方の SSH サーバのコネクション受付ポートが443番ポートであること」が必要です。通常の設定では SSH は22番ポートでコネクションを待ちます。これは HTTPS に見せかけて SSH の通信を行うためにこのようになっています(HTTPS のポートが443番です)。
具体的な設定方法ですが、まず、[Setup] メニューから「Proxy...」を選択します。
次に、下図の「Proxy Setup」ダイアログが現れますので、「Type」に使用する Proxy の種類を、「Hostname」に Proxy サーバのホスト名(もしくは IP アドレス)を指定、「Port number」に Proxy のポート番号を入力して「OK」をクリックします。「Username」と「Password」は Proxy での認証が必要な場合にのみ入力してください。
これで Proxy の設定は完了ですから、通常の接続を行います。(HTTPを指定した場合、接続ダイアログの「TCP port#」に443番を指定することをお忘れなく…。)