パソコン通信的接続法
ここでは、インターネットを利用した telnet 接続ではなく、従来のパソコン通信的な接続法、つまりモデムと電話回線を使用して NiftyServe 等の BBS
に接続する方法を説明します。
1. まず、[File] New connection コマンドで "Serial" を選択し、それからモデムがつながっているポート(以降仮に COM1 だとします)を選択して Ok を
押してください。
2. 後々のために、ここで [Setup] General の "Default Port" で "COM1" を選択しておいてください。
3. [Setup] Serial port で シリアルポートのパラメーターを以下のようにしてください。
Port: COM1
Baud rate: 38400
(お使いのモデムが 28800 bps 対応の場合。調子が悪い場合はより小さい値にしてみてください)
Data: 8 bit
Parity: none
Stop: 1 bit
Flow control: hard
Transmit delay: 0 0
4. 2と3 で行った設定を保存するために、[Setup] Save setup を実行してください。次回からはこれらの設定をする必要がなくなります。
------ 以降は、接続のたびに行う必要があります。------
5. Tera Term には、普通のパソコン通信ソフトが持っているようなダイアル機能がありません。ダイアルをするには、モデムにコマンドを手で入力するか、
あるいはマクロで送信させなければなりません。いきなりマクロを作るまえに、以下のように手動で接続をしてみてください。
モデムのコマンドは "AT" で始まる文字列で、モデムのマニュアルに説明が書かれていますので、一度目を通してください。
ダイアルする前にモデムを初期化します。
ATZ[Enter] と入力してください([Enter] は "Enter" キーを押すという意味)。"OK" とモデムから応答があるはずです。接続先やモデムの種類によって、
さらに設定コマンドを入力する必要がある場合がありますが、場合によりけりなので、とりあえずここでは省略します。うまくダイアル、接続ができない場合は、
マニュアルを読んで適切なコマンドを指定してモデムを初期設定してください。
ダイアルするには、
ATD[電話番号][Enter] または、
ATDP[電話番号][Enter] (パルス回線の場合)
ATDT[電話番号][Enter] (トーン(プッシュホン)回線の場合)
と入力してください。電話番号はもちろん NiftyServe 等のアクセスポイントの電話番号です。うまくアクセスポイントにつながると、モデムから
CONNECT XXXXX (XXXXX は設定により異なる)
というメッセージが来ます。もし CONNECT メッセージが来ない場合はモデムの設定がおかしいです。電話回線が混んでいる場合(話し中)、BUSY というメッセージが
来ます。
うまく接続できない場合はモデムの設定がおかしいことが多いですが、設定法は場合によりけりなので、作者に質問しないでください(答えられません)。
接続が確立したら、BBSにログインするためのメッセージが表示されるはずですので、それにしたがって ID や パスワードを入力してログインしてください
(詳しくは BBS の説明書をご覧ください)。
BBS への接続、ログインする手順がわかったら、その手順をマクロを使って自動的に実行させることができます。付属のサンプルマクロ DIALUP.TTL とマクロヘルプ
MACROJ.HLP を参考に挑戦してみてください(マクロの作り方を作者に質問しないでください)。