cygterm.exe [-t 'terminal-emulator'] [-p port-number] [-dumb]
[-s 'shell'] [-v 'env-var' ...]
-t 'terminal-emulator'
ターミナル・エミュレータを指定します。
指定形式は設定ファイルの TERM と同じです。
空白文字を含む場合は必ずクォートで囲みます。
-p port-number
ターミナル・エミュレータを起動するのではなく、
ローカルホストのこのポート番号への接続を試みます。
他のアプリケーション・プログラムが -p オプションを使って、
cygterm.exe 経由で Cygwinを利用する、等が考えられます。
-dumb
TELNETオプション・ネゴシエーションを行いません。
さらに TELNETコマンドが送信されてきても無視します。
シェル側の環境変数 TERM は 'dumb' となります。
-s 'shell'
Cygwin上のシェルを指定します。
指定形式は設定ファイルの SHELL と同じです。
空白文字を含む場合は必ずクォートで囲みます。
必ずしもシェルコマンドである必要はありません。
-ls
シェルをログインシェルとして起動します。
-nols
シェルを(ログインシェルではなく)通常のシェルとして起動します。
-cd
カレントディレクトリをホームディレクトリに移動してから
シェルを起動します。
-nocd
カレントディレクトリを移動せずにシェルを起動します。
-v 'env-var'
シェル起動時に設定しておきたい環境変数を指定します。
指定形式は設定ファイルの ENV_X と同じです。
空白文字を含む場合は必ずクォートで囲みます。
-v オプションはいくつでも指定できます。
ターミナル・エミュレータもしくは接続先ポート番号、と Cygwin側シェルの指定が最低必要となります。 これらがコマンドライン・オプションによって与えられるならば、設定ファイル cygterm.cfg が無くても実行できます。
cygterm.exe は cygwin1.dll を利用する Win32アプリケーションです。Cygwin上から実行することも、Windows上のショートカットから実行することもできます。
※ Windows上から実行するには cygwin1.dll のディレクトリパスがWindows環境変数 PATH に追加されている必要があります。(通常 Cygwinルートディレクトリ\bin)