Telnet 用ポート番号

コマンドライン、または [File] New connection ダイアログボックスでは、TCP/IP 接続に使用される TCP ポート番号 (<TCP port#>) と telnet フラグ (<telnet flag>) を指定することができます。コマンドラインでこれらのパラメーターが省略された場合は、Tera Term 設定ファイルに書かれている設定値が使用されます。

<telnet flag> が 1 (on) で、かつ <TCP port#> が 23 の場合だけ、Tera Term はホストに接続した直後に、自発的に telnet コマンドをホストに送信し option negotiation を開始します。

この telnet のための特別なポート番号 23 は、設定ファイルの [Tera Term] セクションの TelPort 行で以下のように変更することができます。

TelPort=<telnet port#>

省略時:
TelPort=23

<telnet flag> と <TCP port #> が何であれ Tera Term はホストから送られてきた telnet コマンドに応答することができます。

非 telnet TCP/IP 接続用の端末設定

Telnet プロトコルに対応していないホスト(通常 23 以外のポート番号を使用)に TCP/IP 接続する場合、ローカルエコーを on に、送信する改行コードを CR+LF にする必要がある場合があります。設定ファイルの [Tera Term] セクションの TCPLocalEcho と TCPCRSend 行を、

TCPLocalEcho=on
TCPCRSend=CRLF    (CR も指定可能)

のように変更すると、<telnet flag> が 0 (off) の場合、または <TCP port#> が <telnet port#> でない場合に、接続直後に、ローカルエコーを on に、送信改行コードを CR+LF に自動的に変更します。それ以外の場合は [Setup] Terminal での設定値が使用されます。これらのオプションによって、一つの設定ファイルで telnet 接続と非 telnet 接続の両方に対応することが可能となります。

省略時:
TCPLocalEcho=off	(このオプションは使わず、常に [Setup] Terminal の設定値が使用される)
TCPCRSend=	(このオプションは使わず、常に [Setup] Terminal の設定値が使用される)