キーボード設定ファイル

キーボード設定ファイルは、キーボードの各キーとそれに割りあてるられる機能(VT 端末の機能、ユーザー定義文字列の送出、Tera Term コマンドの実行、マクロの実行)を定義します。

Tera Term インストール時のキー設定は各キーの機能が VT 端末にできるだけ近くなるようにされています。 キーボード設定ファイルを編集することによって、自由にキー設定を変更することができます。 ファイル形式については、配布ファイルに含まれているKEYCODEJ.TXTを読んでください。

コマンドラインで Tera Term が読み込むキーボード設定ファイルの名前を指定することができます。 ファイル名の拡張子を省略した場合は、".CNF"であるとみなされます。ファイル名を指定しない場合、ファイル KEYBOARD.CNF が読み込まれます。

配布パッケージには以下のキーボード設定ファイルが含まれています。

IBMKEYB.CNF
IBM-PC/AT (いわゆる DOS/V マシン) 101 (106) キーボード用設定ファイルの例 (Windows 95/NT 用)
PC98KEYB.CNF
NEC PC 98 キーボード用設定ファイルの例 (Windows 95 用)
NT98KEYB.CNF
NEC PC 98 キーボード 用設定ファイルの例 (Windows NT 用)
FUNCTION.CNF
IBMKEYB.CNF をベースにしたカスタマイズ例
KEYBOARD.CNF
インストール時には IBMKEYB.CNF と同一

(*1) ここで言う特殊キーとは、Ins, Del, Home, End, PageUp, PageDown およびテンキーの *, /, +, -, Ctrl+"+" キーのことを指します。
VT220 端末ではこれらのキーの位置が 一般的な 101(106) キーボードとは異なっています。FUNCTION.CNF 以外のキーボード設定ファイルでは、VT220 端末でその位置に配置されているキーに相当するキー用のシーケンスが送出されるようになっています。これはオリジナルの TeraTerm Pro の仕様をそのまま踏襲したものです。
一方 FUNCTION.CNF では、各特殊キーのキートップに刻印された名称に相当するキー用のシーケンスが送出されるようになっています。これにより、特殊キーに対応したアプリケーション上では、各特殊キーは刻印された名称どおりのキーとして機能するようになると思います。

インストーラーは IBMKEYB.CNFKEYBOARD.CNF としてコピーします。 もし違う設定を使いたい場合には、自分で適切なファイルをコピーして KEYBOARD.CNF を作成し直してください。

PC98 NX シリーズの PC の場合、IBMKEYB.CNF を使用してください。