Additional settings ([Setup] メニュー)

"General" タブ

Enable clickable URL
URL をダブルクリックしたときにブラウザを起動する機能を有効にします。
Disable accelerator send break
Alt-B で break を送信する機能を無効にします。
Accept broadcast
ブロードキャストコマンドを受け入れます。
この設定は "Realtime mode" が off のブロードキャスト送信に対して有効です。"Realtime mode" が on のブロードキャスト送信は、この設定値にかかわらず受信されます。
Mouse wheel scroll line
マウスホイールによるスクロール行数を設定します。
Auto scroll only in bottom line
最下行を表示していない状態では自動的にスクロールしないようにします。
Clear display when window resized
VTウィンドウのサイズを変更した時に、表示内容をクリアするかどうかを設定します。
Change cursor shape with IME state
IMEがonの時に、カーソルを網掛けにするか設定します。
List hidden fonts in font dialog
Windows 7以降には各フォントをフォント一覧に表示するか非表示にするかを設定する機能が追加されました。Tera Term のこの設定を有効にすると、OS側で非表示に設定されたフォントもフォント設定ダイアログで選択できるようになります。

"Control Sequence" タブ

Accept mouse event tracking
ホスト側のアプリケーションによって、VT window がマウストラッキングモードに変更された場合、Tera Term はマウス操作をホストへ報告するようになります。
マウストラッキングモードはxtermの拡張機能ですので、TERM環境変数が"xterm"以外だとホスト側のアプリケーションはこの機能を使わないかもしれません。
Disable mouse event tracking when Control is pressed
マウストラッキングモード時、Controlキーが押されている間はマウス操作を通知しないようにします。
Accept window title change request
リモートからのウィンドウタイトル変更要求を受け入れるかを設定します。
off
受け入れない
overwrite
受け入れ、リモートからのウインドウタイトルのみを表示する
ahead
受け入れ、リモートからのウインドウタイトルを標準のタイトルの前に追加する
last
受け入れ、リモートからのウインドウタイトルを標準のタイトルの後ろに追加する
Window title report
dtterm のウィンドウタイトルおよびアイコンラベル報告要求に対して、どのように応答するかを変更できます。
ignore
報告要求に対して何も応答しないようにする
accept
現在のウィンドウタイトルを報告する。現在のウィンドウタイトルを報告するのはセキュリティ上危険ですので、本当に必要な時のみこの設定を行うようにしてください。
empty
ウィンドウタイトルは空だと報告する
Window control sequence
この設定が on になっていると、dttermのウィンドウ操作制御シーケンスの内、位置移動, 最小化, 最大化, 最前面移動, 最背面移動, リフレッシュ, ウィンドウサイズ変更(ピクセル単位, 文字単位) が有効になります。
Window report sequence
この設定が on になっていると、dttermのウィンドウ情報報告の制御シーケンスの内、ウィンドウ状態報告, ウィンドウ位置報告, ウィンドウサイズ報告(ピクセル単位, 文字単位), ルートウィンドウサイズ報告 が有効になります。
セキュリティ上の理由等でウィンドウの情報を報告したくない場合は無効にしてください。
Cursor control sequence
カーソル形状を制御するシーケンスを使用するかどうかを設定します。
この設定が on になっていると、DECSCUSR(カーソル形状変更), WYSTCURM(Wyse非点滅カーソル), WYULCURM(Wyse下線カーソル), AT&T 610のカーソル点滅制御シーケンスに応じて、カーソル形状が変更されます。

vimを使用している場合、この機能を on にして ~/.vimrc に以下のように追加すると入力モードに応じてカーソル形状が変わるようになります。

set t_SI=^[[3\ q
set t_EI=^[[1\ q
注: ^[ はControl-V Control-[で入力する
アプリケーション終了後に、カーソルを点滅状態に戻すには、以下のように設定をします。
ncurses 5.7 の terminfo では xterm のカーソルの非表示(civis)/通常表示(cnorm)/強調表示(cvvis)はそれぞれ以下のようになっています。
civis=\E[?25l
cnorm=\E[?12l\E[?25h
cvvis=\E[?12;25h
この設定だと、カーソルの通常表示時は非点滅に、強調表示時は点滅するようになります。 このため terminfo 対応のアプリケーションがカーソルを通常表示しようとした時に点滅しなくなります。
対応としては、カーソルの点滅制御を無視する為に CursorCtrlSequence を off に設定するか、カーソル表示状態変更時に点滅状態を変更しないように以下の手順をホスト側で実施してください。
% infocmp xterm > xterm.ti
生成されたxterm.tiを編集し、cnorm, cvvisの値を \E?25h に変更する
% tic -o ~/.terminfo xterm.ti
システム全体に反映させるためには root で以下を実行
# tic xterm.ti
Clipboard access from remote
ホストからのクリップボードへのアクセスを許可するか設定します。
off
クリップボードへのアクセスを許可しない
write only
クリップボードへの書き込みを許可する
read only
クリップボードへの読み込みを許可する
read/write
クリップボードへの読み書き両方を許可する

"Copy and Paste" タブ

Enable continued line copy
継続している行を改行せずにコピーする機能を有効にします。
Disable mouse R button paste
右クリックでクリップボードの内容を貼り付ける機能を無効にします。
Confirm mouse R button paste
右クリックでクリップボードの内容を貼り付けるとき、 ポップアップメニューで確認する機能を有効にします。
Select only by L button
マウスドラッグによる選択を、左ボタンでのみ有効にする。
Trim trailing new line character when pasting
貼り付け時に末尾の改行を削除する。
Normalize line break when pasting
貼り付け時に改行を正規化します。クリップボードの内容の改行が CR や LF だった時に、すべて CR+LF に変換します。
Confirm change paste
クリップボードに改行コード(CR/LF)を含む場合、マウスの右クリックおよびAlt+Vで Tera Termウィンドウへ貼り付けようとするタイミングで、確認ダイアログを表示させることができます。 誤操作により、端末へ予期せぬコマンド投入を防ぐことができます。
String file
クリップボードに、この設定で指定したファイル内に存在するテキストが含まれる場合、マウスの右クリックおよびAlt+Vで Tera Termウィンドウへ貼り付けようとするタイミングで、確認ダイアログを表示させることができます。 誤操作により、端末へ予期せぬコマンド投入を防ぐことができます。
この設定は、ConfirmChangePasteの設定が有効な場合に作用します。
Delimiter characters
単語選択の区切り文字を設定します。
Paste delay per line
複数行のデータを貼り付けるとき、改行が現れるごとにデータの送信を遅延させることができます。遅延する時間をミリ秒で設定します。

"Visual" タブ

AlphaBlend
透明度は0〜255の範囲で指定することができ、 値を小さくするほど透明度は強くなります。
Eterm lookfeel
Eterm風の半透明ウィンドウを使用することができます。
Background Image
Eterm lookfeel機能が有効の場合、背景画像を指定することができます。
Image Brightness
Eterm lookfeel機能が有効の場合、背景画像の明るさを0〜255の範囲で指定することができます。
値が小さいほど明るくなります。

詳しくは「透過ウインドウ」 を参照してください。

MouseCursor
マウスカーソルの種別を設定することができます。
ARROW = 標準の矢印カーソル
IBEAM = アイビーム (縦線) カーソル (デフォルト)
CROSS = 十字カーソル
HAND  = ハンドカーソル
Font quality
フォントの品質を設定することができます。OSが対応している種類のみ有効に動作します。
Default         = OSの設定(スクリーン フォントの縁を滑らかにする)に依存
Non-Antialiased = アンチエイリアスを無効にする
Antialiased     = アンチエイリアスを有効にする
ClearType       = ClearTypeを利用する
ANSI color
PC形式およびaixterm形式の16色モードで使用する色のRGB値を設定します。
Enable Bold attribute color
Enable Blink attribute color
Enable Reverse attribute color
Enable URL attribute color
Enable ANSI color
それぞれの色属性および色設定を有効にします。
もしANSI colorを無効にした場合、16色および256色モードも無効になります。
Underline URL string
URL 文字列に下線属性を有効にします。

"Log" タブ

View log editor
ログを表示するエディタを指定します。
Default log file name(strftime format)
標準のログファイル名を指定します。strftime の書式が使用できます。
書式:
&h      ホスト名。未接続の場合は空。
&p      TCP ポート番号。未接続の場合は空。TCP 接続でないときも空。
&u      ログオン中のユーザ名。
%a      曜日の省略形。
%A      曜日の正式名。
%b      月の省略形。
%B      月の正式名。
%c      ロケールに対応する日付と時刻の表現。
%d      10 進数で表す月の日付 (01 〜 31)。
%H      24 時間表記の時間 (00 〜 23)。
%I      12 時間表記の時間 (01 〜 12)。
%j      10 進数で表す年初からの日数 (001 〜 366)。
%m      10 進数で表す月 (01 〜 12)。
%M      10 進数で表す分 (00 〜 59)。
%p      現在のロケールの午前/午後。
%S      10 進数で表す秒 (00 〜 59)。
%U      10 進数で表す週の通し番号。日曜日を週の最初の日とする (00 〜 53)。
%w      10 進数で表す曜日 (0 〜 6、日曜日が 0)。
%W      10 進数で表す週の通し番号。月曜日を週の最初の日とする (00 〜 53)。
%x      現在のロケールの日付表現。
%X      現在のロケールの時刻表現。
%y      10 進数で表す西暦の下 2 桁 (00 〜 99)。
%Y      10 進数で表す 4 桁の西暦。
%z, %Z  レジストリの設定に応じて、タイム ゾーンの名前または省略形を指定します。
	タイム ゾーンが不明な場合は指定しません。
%%      パーセント記号。
Default log save folder
標準のログ保存先を指定します。ログファイルがフルパスで指定されなかったときに使用されます。
Auto start logging
接続時に自動的にログ採取を開始する機能を有効にします。ログファイル名には、標準のログファイル名が使用されます。
/nolog コマンドラインオプションが指定されていると、当該機能は無効化されます。
Log Rotate
ログのローテートを有効にします。ローテートされたログファイルには、拡張子に .1, .2, .3 … と付与されます。
Size
ログをローテートさせる上限サイズを設定します。単位に"KB", "MB"を指定することもできます。
Rotate
ログをローテートさせる世代数を設定します。"0"の場合は、世代管理をしません。
Log option
ログファイルの種別を設定します。
Binary
ホストから受信した文字をそのままファイルに書き込みたい場合は選択してください。 選択しない場合は、漢字コード、改行文字は変換され、 エスケープシーケンスは取り除かれてから書き込まれます。
Append
すでに存在するファイルに追加して書き込みたい場合は選択してください。 選択しない場合は上書きされます。
Plain text
ASCII 非表示文字を書き込みたくない場合は選択してください。
※Binary オプションが有効の場合は選択不可であり、設定は無効化されます。
Hide dialog
ログ転送のダイアログを表示したくない場合は選択してください。
Include screen buffer
現在の端末バッファをすべてログファイルに書き出してから、ログ採取を開始します。
Timestamp
ログの行頭に時刻を追加したい場合は選択してください。行の最初の文字が出力された時刻が追加されます。
タイムスタンプの種別として以下が選択できます。
Local Time
ローカルタイムでの日時を記録します。
UTC
UTC での日時を記録します。
Elapsed Time (Logging)
ログ取得開始からの経過時間を記録します。
Elapsed Time (Connection)
接続開始からの経過時間を記録します。
Local Time, UTC での日時のフォーマットは LogTimestampFormat の設定に従います。
Elapsed Time (Logging), Elapsed Time (Connection) では LogTimestampFormat の設定は無視されます。
※Binary オプションが有効の場合は選択不可であり、設定は無効化されます。

"Cygwin" タブ

Cygwin install path
Cygwin のインストール先を指定します。
CygTerm
CygTerm の設定をします。各項目の意味については、CygTerm+ 設定ファイル を参照してください。

注: version 4.88以前のバージョンでは設定後に自動でcygterm.cfgを更新していましたが、version 4.89以降では自動での更新を行わないようになりました。
cygterm.cfgを更新するためには Setup - Save Setup を行う必要があります。