わたしはブラウン管時代からディスプレイはEIZO一択です。EIZOが好きなんです。
最近まで24.1インチのEV2456-BKを2枚使っていたのですが、先日メインディスプレイとしてEV3285-BK(31.5インチ)を購入しました。
買うまでに「大きすぎないかな?27インチの方が良いかな?」と悩んでいました。
自分と同じように31.5インチという大きなディスプレイを買うか買うまいか迷っている方も多いかと思うので使用感を含めて記録したいと思います。
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EV2456は最も使いやすい万能サイズ
さすがEIZOだと思うのが、23.8インチではなくて24.1インチのサイズを製品化している点です。24.1インチだとアスペクト比は16:10で解像度は1920 x 1200となります。このサイズはA4を縦に2枚並べることができるんですよね。
23.8インチのディスプレイはアスペクト比が16:9になり、縦幅が狭く窮屈な感じがします。
わずかな違いですが実際に使ってみると24.1インチのディスプレイは縦方向の圧迫感がなくとても使いやすいため、あらゆるジャンルで快適に利用できるサイズだと個人的に感じています。
EV3285を購入した今でもEV2456はサブディスプレイとして手放せません。
EV2785は中途半端に感じた
さて、大きなディスプレイを買うとなると、24.1インチの上は27インチになりますよね。
EIZOだとEV2785です。
このサイズはEV2456と比べるとモニターの縦幅が約1.5センチ、横幅が8センチ大きくなります。
EV2785はアスペクトが16:9なので、EV2456と比べると縦幅がたったの「1.5センチ」しか大きくならないんですよね。
確かに4Kに対応していて解像度も大幅にアップするのですが、このサイズだと表示スケールを150%(WQHD相当)にしないと使えないでしょう。つまり、画質は良くなるものの、作業領域はほんの少し大きく感じる程度となります。
WQHDも使いやすいサイズですがEV2456からの乗り換えでは価格に見合った感動も作業効率も望めないと思い、EV2785は見送りました。
EV3285の使用感
ここまで来ると31.5インチのEV3285が射程に入るのですが、問題はサイズです。
結論から言うと「大きい」です。箱から出したとき、あまりの大きさに驚きました。しかし慣れると快適になります。
表示スケール
表示スケールは125%が良いでしょう。Windows10の設定では150%が推奨となっていますが150%では大きすぎます。
わたしは4Kを堪能したかったので当初表示スケールを100%にしていましたが、100%だとアプリのウィンドウメニューの文字が小さすぎて目が疲れたので125%にしました。
125%は全体的なバランスが良く違和感なく利用できるのでおすすめです。
デスクは奥行き70センチ必要
わたしは数年前からパソコンデスクとしてコクヨの会議テーブルを利用しているのですが、奥行きが45センチしかありません。
(余談ですが、会議テーブルをパソコンデスクにするのは意外と快適です。その話はまた別の機会に)
EV2456であれば奥行き45センチのデスクでも快適に利用できるのですが、EV3285だとディスプレイまでの距離が近すぎて圧迫感があります。
そこで、コクヨの会議テーブルを2つ並べて奥行き90センチのデスクとして利用することにしました。
EV3285をデスクの一番奥に配置してみたのですが、ディスプレイとの距離が離れすぎて文字が見づらくなってしまいました。
そこで、どの距離だと快適に利用できるか試行錯誤したところ、奥から20センチ離した距離にディスプレイを配置したとろが最もしっくりきました。
表示スケールを125%で利用しており机の手前から45センチほど離れたところに画面があります。座った状態だと目から50センチくらい画面が離れている状態です。
EV3285の良いところと良くないところ
EV3285の良いところ
EIZOシリーズと相性が良い
わたしはEV2456に慣れていたので、EV3285の発色も明るさも違和感ありませんでした。心配していた画面の明るさも均一で四隅が暗いなんてことはないです。
現在、EV3285の両サイドにEV2456を配置してトリプルディスプレイにしているのですが、同じシリーズなので違和感なく利用できています。
EIZOのディスプレイを利用していて追加でディスプレイを購入するのであれば、EV3285はとてもおすすめできます。
4K動画に感動
画質とか色合いにこだわる方からは反対意見がありそうですが、31.5インチのディスプレイで動画を観ると迫力があります。感動しました。
4Kの動画ならばなおさらです。
開発や画像処理の作業が快適になった
事務作業だと画面が広すぎる感じが否めないのですがIDE(統合開発環境)やPhotoshopを使っている場合はかなり快適な作業空間を手に入れることができるはずです。
わたしはJetbrainsの製品を使って開発しているのですが、EV3285に変えてから開発が快適過ぎて小さなディスプレイには戻れません。開発する際は広いワークスペースがとにかく快適です。
ほかにもPhotoshopも快適に使えるようになったので、画像処理だけでなくて映像系の作業をする方にもEV3285がおすすめです。
EV3285の良くないところ
EV2456は音質が悪かったのですが、それに輪をかけてEV3285は音質が悪いです。もう少しどうにかならなかったの?と思うレベルです。
ただ、わたしは動画視聴の際はヘッドフォンを利用するので音質の悪さは我慢できます。
音質が悪い点を除いてEV3285の欠点は特に見当たりません。
もっとも、わたしが長くEIZO製品を利用しているせいかも知れません。他のメーカーのディスプレイに慣れている方は、もしかしたらわたしが気づかないような点が気なるかも知れないですね。
まとめ
結局買って良かったの?と聞かれたら「もちろん、良かった!」と答えるでしょう。
大満足です。
EV3285は31.5インチというサイズで大きいものの、設置場所に気を付ければ快適に利用できます。
大きすぎて後悔しないかな?と思うかも知れませんが、奥行き70センチ以上の設置場所があれば問題ないです。
今24インチくらいのディスプレイを利用していて、もう少し大きいサイズのディスプレイが欲しいと思っているのであれば、わたしは31.5インチのディスプレイをおすすめします。
買い直しなら27インチ、追加なら31.5インチ
24インチのディスプレイが故障したので買いなおしたい、という事であれば27インチが良いかと思います。
わたしのように現在利用してる24インチのディスプレイをサブにしてメインディスプレイを大きくしたいのであればEV3285にすると快適になるでしょう。