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「さくらのVPS」でOSを再インストールする方法

さくらのVPSはサーバー追加時に選択できるOSが限定されており「CentOS」「AlmaLinux」「RockyLinux」「ubuntu」「KUSANAGI」の中から選ばなくてはいけません。

しかし最初から用意されているOS以外のものをインストールしたい、あるいは最初からインストールをやり直したいという方も多いはずです。

そこで、この記事ではさくらのVPSが用意している3つの方法でOSを再インストールする方法をご紹介します。まださくらのVPSと契約していなければ、今なら2週間無料でお試しできるので利用してみてください。

公式サイト:https://vps.sakura.ad.jp/

お申し込み方法は「さくらのVPSのはじめ方」でご紹介しています。

さくらのVPSでOSを再インストールする方法

[サーバー]メニューをクリックしてサーバ一覧の画面を表示させます。そしてOSをインストールしたいサーバーをクリックしてください。

[OS再インストール]というボタンがあるのでクリックします。

OSのインストール形式について

OSのインストール形式は3つあります。

  1. 標準OS
  2. カスタムOS
  3. ISOインストール
OSインストール形式ユーザー追加パーティションネットワーク設定スタートアップスクリプト
標準OS自動自動自動
カスタムOS手動手動自動
ISOインストール手動手動手動

標準OS

「標準OS」はサーバー追加時に選択したOSと同じです。スタートアップスクリプトやパケットフィフターが設定できるのでサーバー追加時にOS選定を間違えた場合はこちらを利用します。

カスタムOS

「カスタムOS」はさくらのVPSが用意しているイメージからOSインストールをおこないます。さくらのVPSで利用することを前提にネットワーク設定などがあらかじめカスタムされています。OSインストールに慣れていない方は「カスタムOS」をおすすめします。

ISOインストール

「ISOインストール」はISOイメージを使ってインストールできます。これは上級者用です。ネットワーク設定について知識が無いとインターネット接続ができないので注意が必要です。

「標準OS」でOSを再インストールする

[OSインストール形式]から「標準OS」を選びます。

[標準OSの詳細]でインストールするOSを選びます。

選んだOSによって管理ユーザー名が異なります。再インストールするOSへログインするめのパスワードもここで設定します。

[スタートアップスクリプト利用][パケットフィフター設定]、[サーバーへのSSHキー登録]は適宜選択・設定してください。これらの設定については「さくらのVPSのはじめ方」で解説しています。

設定したら[内容確認]ボタンをクリックします。

確認画面が表示されるので[OS再インストール]ボタンをクリックして再インストールを実行します。

これでOSの再インストールは完了です。

「カスタムOS」でOSを再インストールする

[OSインストール形式][カスタムOS]を選び[インストールOS]からOSを選択してください。選択したら[内容確認]ボタンをクリックします。

確認画面が表示されるので[OS再インストール]ボタンをクリックします。

OSの再インストールが始まるとWEBブラウザの下の方に[VNCコンソールを起動]というボタンが表示されるのでクリックします。

ボタンをクリックするとVNCコンソールが表示されるので、ここからはご自身でOSインストールをおこなってください。

インストールが完了するとVPSは停止状態になりますので[電源操作]から起動してください。

「ISOインストール」でOSを再インストールする

「ISOインストール」ではご自身でISOファイルをアップロードできますが、さくらのVPSで用意されているISOイメージがあればそちらを利用する方が楽です。

さくらのVPSでは各種Linux、FreeBSD、OpenBSDなどのISOイメージが用意されているので大抵のご要望には応えているでしょう。

最初にさくらのVPSが用意しているISOイメージを利用する方法からご紹介します。

注意

「ISOインストール」は上級者向けなのでOSインストールに不慣れな方、トラブルシューティングに不安がある方にはおすすめできません。

さくらのVPSが用意しているISOイメージを利用する

[OSインストール形式]から「ISOインストール」を選び[ISOイメージの詳細]「一覧から選ぶ」を選択します。

[OSの選択]からインストールしたいOSを選ぶとISOイメージ情報が表示されます。[マウント設定]「VirtIOを有効にする」にチェックが入った状態にしておきます。

[ネットワーク接続の設定]ではネットワークインタフェースを初期化するか選択できます。eth0はインターネットに接続するインタフェースなので「接続先を保持」を選択しても初期化されます。

もしもローカルネットワークでサーバー同士を接続しているのであれば「接続を保持」を選びます。わたしはローカル接続していないので「接続先を初期化」を選択します。設定が済んだら[内容確認]をクリックします。

確認画面が表示されるので[OS再インストール]をクリックします。

OSの再インストールが始まるとWEBブラウザの下の方に[VNCコンソールを起動]というボタンが表示されるのでクリックします。

ボタンをクリックするとVNCコンソールが表示されるので、ここからはご自身でOSインストールをおこなってください。

ISOからのインストールではネットワーク設定で戸惑う方多いので、Ubuntuを例に解説します。

注意

Ubuntuインストール時、インストール言語を日本語にしているとネットワーク設定がうまくいかない場合があります。おそらくバグだと思いますがここから先はインストール言語を初期値の英語で実行しているのでご注意ください。

Ubuntuでは以下のようにプライマリネットワークインタフェースの設定をおこないます。プライネットワークとはインターネット接続する際のインタフェースなのでens3(eth0)の設定を指定します。

ens3を選択すると自動設定が始まりますがDHCPは利用できないので次のように設定に失敗します。これは想定通りなので[Continue]をクリックしてインストールを進めます。

ネットワークの設定はOSインストール後でも実施できますが、せっかくなのでここで設定しましょう。「Configure network manually」をクリックして進めます。

ここからネットワーク設定を手動でおこないます。

設定するべき内容が分からない方はサーバー管理画面から[グローバルネットワーク]タブをクリックしてください。ここにすべて記載されています。

IPアドレスは「49.212.149.9」でネットマスクは「255.255.254.0」なので次のように入力して「Continue」をクリックします(255.255.255.254.0は「/23」です」)。

Gatewayは自動で入力されますが、管理コンソールで表示されているものと同じか確認しておきます。今回は正しいIPアドレスでしたので変更せず「Continue」をクリックします。

ネームサーバーは変更が必要でした。管理コンソールで表示されている「プライマリDNS」に記載されているIPアドレスを入力して「Continue」をクリックします。

ホスト名はご自身でご自由に設定してください。

ドメイン名もご自由に設定してください。ドメインを持っている方は正しく設定しておいた方が良いでしょう。

ここは「Japan」で良いでしょう。

HTTPプロキシは使用しないので空で進めます。

ネットワーク設定が間違っているとインターネットからパッケージを取得できずエラー画面が表示されるのでやり直してください。正しくネットワーク設定ができていれば次のようにインストールが進みます。

ネットワーク設定はここまでです。ここからはご自身でインストールを進めて下さい。

ご自身でISOイメージをアップロードしてOS再インストールをおこなう

[OSインストール形式]から「ISOインストール」を選び[ISOイメージの詳細]「アップロードする」を選びます。

ISOファイルをアップロードするにはSFTPアカウントを発行する必要があるので[SFTPアカウントを発行する]をクリックします。

[SFTPアカウントを発行する]をクリックすると即座にアカウントが発行されログイン情報が表示されます。

今回、わたしはNetBSDをインストールすることにしました。「NetBSD-9.2-amd64.iso」をアップロードします。

C:\Users\infrapod\Downloads のディレクトリ

2022/03/26  11:18       488,970,240 NetBSD-9.2-amd64.iso
               1 個のファイル         488,970,240 バイト
               0 個のディレクトリ  829,308,661,760 バイトの空き領域

C:\Users\infrapod\Downloads>

アップロード方法はご自身の環境に合わせてGUIツールやコマンドラインなどご自由に選択してください。わたしはsftpコマンドでアップロードすることにします(Windows10以降であれば標準でインストールされています)。

C:\Users\infrapod\Downloads>sftp vps********@vps-iso3.sakura.ad.jp
The authenticity of host 'vps-iso3.sakura.ad.jp (153.127.210.140)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is SHA256:D9ZMznZXT47LmWrl8qCLKwK/rjYZJ+9oDYp5bms7KL0.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])?
Warning: Permanently added 'vps-iso3.sakura.ad.jp,153.127.210.140' (ECDSA) to the list of known hosts.
vps********@vps-iso3.sakura.ad.jp's password:
Connected to vps-iso3.sakura.ad.jp.
sftp> cd /iso
sftp> put NetBSD-9.2-amd64.iso
Uploading NetBSD-9.2-amd64.iso to /iso/NetBSD-9.2-amd64.iso
NetBSD-9.2-amd64.iso                                                                  100%  466MB   7.1MB/s   01:05
sftp> bye

C:\Users\infrapod\Downloads>

無事にアップロードが完了するとISOイメージ情報が表示されます。アップロードに失敗したり別のISOファイルをアップロードしたい場合はアカウントを再発行してから再アップロードしてください。

ISOファイルのアップロードが済んだら続いて[マウント設定]「VirtIOを有効にする」にチェックが入った状態にしておきます。

[ネットワーク接続の設定]ではネットワークインタフェースを初期化するか選択できます。eth0はインターネットに接続するインタフェースなので「接続先を保持」を選択しても初期化されます。

[内容を確認]をクリックしてOSの再インストールを進めます。

[OS再インストール]をクリックしてOSの再インストールを実行します。

OSの再インストールが始まるとWEBブラウザの下の方に[VNCコンソールを起動]というボタンが表示されるのでクリックします。

VNCコンソールが起動したらOSをインストールしていきます。ここから先はご自身でOSインストールを進めてください。

まとめ

VPSの良いところはサーバーの起動や停止、OS再インストールが簡単に実行できる点です。

さくらのVPSではOSのインストールが誰でも簡単に実行できる「標準OS」が用意されていますから、基本的にこの方法を選んでおくとトラブルがなく進めることができるでしょう。

ユーザーを自分で追加したりディスクパーティションを自分で設定したりしたい方は「カスタムOS」がおすすめです。「カスタムOS」であればネットワーク設定で戸惑うことがないので特別な理由がない限り「標準OS」「カスタムOS」でOSを再インストールすることをおすすめします。

さくらのVPSで用意されていないOSをインストールしたい、とにかく全て自分で設定したいという方は「ISOインストール」がおすすめです。ただし「ISOインストール」はトラブルが起きやすいのでご注意ください。

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