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Tera Termマクロでsshログインする


ネットワーク接続するためのTTLコマンド

Tera TermマクロでリモートログインするためのTTLコマンドはconnectです。


sshの認証方法について

sshには3つの認証方法があり、認証方法を「/auth=」で以下のように指定します。

  • パスワード認証: /auth=password

  • チャレンジレスポンス認証(キーボードインタラクティブ認証): /auth=challenge

  • 公開鍵認証: /auth=publickey /keyfile=KEYFILE 

パスワード認証でsshログインする

パスワード認証でsshログインするには「/auth=password」でパスワード認証であることを指定し、「/user=」でユーザー名を指定、「/passwd=」でパスワードを指定します。

connect 'example.com /ssh /auth=password /user=foo /passwd=MyPassword'

パスワードをマクロに書きたくない場合は「/passwd=」の代わりに「/ask4passwd」が使えます。「/ask4passwd」を使うと実行時にパスワードを入力できます。

connect 'example.com /ssh /auth=password /user=foo /ask4passwd'

チャレンジレスポンス認証(キーボードインタラクティブ認証)でsshログインする

チャレンジレスポンス認証でsshログインするには「/auth=challenge 」でチャレンジレスポンス認証であることを指定し、「/user=」でユーザー名を指定、「/passwd=」でパスワードを指定します。

connect 'example.com /ssh /auth=challenge /user=foo /passwd=MyPassword'

パスワードをマクロに書きたくない場合は「/passwd=」の代わりに「/ask4passwd」が使えます。「/ask4passwd」を使うと実行時にパスワードを入力できます。

connect 'example.com /ssh /auth=challenge /user=foo /ask4passwd'

公開鍵認証でsshログインする

公開鍵認証でsshログインするには「/auth=publickey」で公開鍵認証であることを指定し、「/keyfile」で秘密鍵を指定します。併せて「/user=」でユーザー名を指定し、秘密鍵にパスフレーズを設定している場合は「/passwd=」で秘密鍵のパスフレーズを指定します。

connect 'example.com /ssh /auth=publickey /keyfile="C:\Users\foo\.ssh\id_rsa.ppk" /user=foo /passwd=MyPassword'

パスフレーズをマクロに書きたくない場合は「/passwd=」の代わりに「/ask4passwd」が使えます。「/ask4passwd」を使うと実行時にパスフレーズを入力できます。

connect 'example.com /ssh /auth=publickey /keyfile="C:\Users\foo\.ssh\id_rsa.ppk" /user=foo /ask4passwd'

その他注意事項など

接続先のポート番号は標準であれば22番です。その場合は特にマクロで指定する必要はありませんが、ポート番号を変更している場合はホスト名やIPアドレスの後ろに「:12345」のように付けて指定します。

たとえばssh接続のポート番号を22番から12345番に変更してしている場合は次のように指定します。

connect 'example.com:12345'

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