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初心者向け、簡単なTera Termマクロを書く方法

はじめから難しいマクロを書く必要はまったくありません。まずは簡単なものから始めて、徐々にレベルを上げていきましょう。


Tera Termマクロのファイル名

日本語ファイル名は稀に実行時エラーになることがあるので、ファイル名は英語にすることをおすすめします。

拡張子は「.ttl」にしてください。

最初のマクロ「hello!TeraTerm」マクロ

プログラミング学習の定石として、まずは以下のような内容のファイルを作成してみましょう。

notepadでもお気に入りのエディタでも何でも構いません。ファイル名は「hello.ttl」とします。これ1行でも立派なマクロです。

messagebox 'hello world!' 'hello title!'

拡張子が「.txt」ではこの後上手く動かないので注意してください。拡張子は「.ttl」です。

実行してみる

さきほど作成したhello.ttlをダブルクリックしてみてください。hello world!と書かれた小さなウィンドウが表示されましたか?

このように小さなウィンドウが表示される

このTeraTermマクロはmessageboxというTTLコマンドによってウィンドウを表示させています。では、一体TTLコマンドとは何でしょうか。

実行されない場合は関連付けが合っていない可能性があります。ファイルを右クリックして「プロパティ」を表示させたら[変更]をクリックします。

プロパティからアプリを変更する

次にttpmacro.exeを指定します。最新版のTera Term5であれば「C:\Program Files (x86)\teraterm5」配下にttpmacro.exeがあるはずです。

ttpmacro.exeを指定する


TTLコマンドを知る

Tera TermマクロはTTLコマンドという組み込みのコマンドで命令文を書きます。
このコマンドを使用することによって、ネットワークへ接続したりファイルを開くなど様々な事が出来るようになります。

TTLコマンドの多くは引数をとる事ができます。引数というのは、TTLコマンドへ渡す情報です。さきほどのmessageboxを例にすると、最初の引数が「'hello world!'」で次の引数が「'hello title!'」です。引数を文字列として渡す場合は「'(シングルクォート)」か「"(ダブルクォート)」で文頭と文末をくくります。

TTLコマンドについての解説は、Tera Termがインストールされているフォルダにある"teratermj.chm"というファイルに詳細が書かれているので興味のある方は読んでみて下さい。

TereTermマクロの決まりごと

命令文は1行ずつ書きます。途中で改行することはできません。また、大文字と小文字も区別されるので正しいTTLコマンドを書く必要があります。

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