- エックスサーバーでWordPressをインストールする方法を知りたい
- エックスサーバーで独自ドメインを取得する方法を知りたい
- お得にエックスサーバーを利用する方法を知りたい
この記事ではこれからエックスサーバーでWordPressをインストールして自分だけのWEBサイトを公開する方法を分かりやすく解説します。
正しい情報を知っていないと損をしたり個人情報を意図せず公開してしまう場合があるので、この記事に書いてあるとおりに進めて頂ければと思います。
タップできる目次
エックスサーバーの申込み方法について
エックスサーバーには申込みパターンが3つあります。
- 独自ドメイン取得時にエックスサーバーを同時に申し込む
- エックスサーバー申込み時に独自ドメインを同時に取得する
- 独自ドメインとエックスサーバーを別々に申し込む
どれも結局同じではないか?と思うかも知れませんが、読み進めてください。それぞれのメリットとデメリットは次の表とおりです。一番の違いは無料お試し期間の有無です。やはり無料お試し期間で使い勝手を確認したいので、本記事では①と③の方法を解説します。
申込み方法 | 無料お試し期間 | WordPress |
---|---|---|
①独自ドメイン取得時にエックスサーバーを同時に申し込む | ||
②エックスサーバー申込み時に独自ドメインを同時に取得する | ||
③独自ドメインとエックスサーバーを別々に申し込む |
また、ドメインはXserverドメインで取得してレンタルサーバーは別の会社(mixhostなど)にしたいという方は独自ドメインの取得方法だけ読んで下さい。逆にドメインは別の会社で取得済みなのでレンタルサーバーだけエックスサーバーを使いたいという方はエックスサーバーの申込み方法だけ読んで下さい。
ドメイン取得について
ドメインはドメインレジストラという組織が管理しているのですが、個人が直接交渉してドメインを取得することが難しいため、わたしたちはドメイン取得代行サービスを利用してドメインを取得する必要があります。
どのドメイン取得代行サービスを利用しても問題ありませんが、レンタルサーバーやVPSを提供する会社の多くがドメイン取得代行サービスを提供しています。
次の表はドメイン取得代行サービスを提供している会社と、その会社が提供しているレンタルサーバー/VPSの組み合わせ表です。基本的にこの組み合わせにすると管理が楽ですが、Xserverドメインで取得したドメインをConoHa WINGやmixhostで利用するというやり方もできます。
今回はXserverドメインで独自ドメインを取得して、エックスサーバーでレンタルサーバーを契約する手順を解説します。
重要!ドメインを取得するときの注意点
意図せず個人情報を公開しないように対策する
ドメインを取得するとドメイン所有者の情報がWhoisというデータベースに登録されます。通常は取得した本人の情報が登録されるのですが、個人情報の公開を防ぐ目的でWhois情報公開代行サービスというものを各社が用意しています。
次の表のように、XserverドメインとConoHaは何もしなくても自動的にWhois情報代行をおこなってくれるので安心です。mixhostは申込時に自分でWhois情報代行を有効化する必要があります(初期設定は無効化)。
さくらのドメインはドメイン取得時に自分とは無関係な名前を入力するか後で手動で変更できます。注意しないといけないのはお名前.comで、Whois情報公開代行が毎年1ドメインにつき1,078円(税込)必要となります。
Xserverドメイン | ドメイン取得時にオプションでWhois情報代行が選択されている(無料) |
ConoHa | 自動でWhois情報代行(無料) |
mixhost | ドメイン取得時にオプションでWhois情報代行を選択する(無料) |
さくらのドメイン | ドメイン取得後に手動で変更(無料) |
お名前.com | ドメイン取得時にオプションでWhois情報代行を選択する(有料) |
正しい情報を入力する
稀に名前や住所などを偽って登録される方がいらっしゃいますが、そのような事が発覚するとドメイン取消処分となるので注意してください。
個人情報を公開しないように対策すれば安心ですので、虚偽情報の登録は避けましょう。
「.com」や「.net」、「.org」あたりがおすすめ
「.com」や「.net」をトップレベルドメインと呼びます。昔は用途別にトップレベルドメインが決まっていたのですが、今はそれほど気にする必要はありません。
ただし「.xxx」や「.xyz」は選ばない方が賢明です。また、初年度は安い(1円など)のに更新する際に数千円~数万円必要になるドメインもあるので初年度だけでなく更新費用も調べておく必要があります。個人的には無難に「.com」「.net」「.org」を選ぶことをおすすめします。
ドメイン取得に関するよくある疑問
- ドメインを取得する会社とレンタルサーバーの会社は同じにする必要がある?
- 別々でも大丈夫です。Xserverドメインで独自ドメインを取得してConoHa WINGのレンタルサーバーを使うというやり方もできます
- ドメインを取得したらすぐに使える?
- ドメイン自体はすぐに取得できますが、インターネットでドメインを使うには数時間~半日待つ必要があります
エックスサーバーのプランについて
申込みの前にエックスサーバーのプランを決めておきましょう。
エックスサーバーには3つのプランがありますが、ほとんどの方は一番安い「スタンダード」プランがおすすめです。プランの違いはCPUとストレージ容量で、データ転送量をはじめとするスペックに差がありあせん。
スタンダードであれば月間50万pvでも余裕で対応できるので、プレミアムやビジネスを選ぶ必要ないと思います。
[ept3-block id=”2631″]ドメイン取得とエックスサーバー申込みの手順
大まかな手順は次のとおりです。この記事に書いてあるとおりに実行すれば誰でも簡単にWordPressのインストールまで完了します。
ドメインはいくつか候補を検討しておきましょう
次のどちらかを選びます
- 独自ドメンの取得と同時にエックスサーバーを申し込む
- 独自ドメインの取得とエックスサーバーの申込みを別々におこなう
エックスサーバーの簡単インストール機能を使ってWordPressをインストールします
ダブで記事を分けています。ご希望の申込み方法を選んで下さい。一度で終わらせたいという方は一番左の「独自ドメイン+エックスサーバー」を読み進めてください。
独自ドメインとエックスサーバーを同時に申し込む手順
まず最初にXserverドメインにアクセスします。
1. ドメインを決める
取得したいドメイン名を入力して[検索する]ボタンをクリックします。
ドメインが空いていて取得できる場合は「取得可能です」と表示されます。もしもドメインが空いていない場合は別のドメイン名を入力して再度検索してください。
取得するドメイン名が決まったら画面下までスクロールして[取得手続きに進む]ボタンをクリックします。
取得するドメイン名が表示されていることを確認し、[エックスサーバースタンダードプラン]を選択して[取得手続きに進む]ボタンをクリックします。
2. Xserverアカウントを作成する
Xserverのアカウントを作成するので[Xseverアカウントの登録へ]ボタンをクリックします。
「必須」と表示されている箇所を全て記入します。
「WHOIS代理公開サービス」の項目で「希望する」にチェックが入っていることを必ず確認してください。ここにチェックが入っていないと意図せず個人情報が公開されます。
利用規約と個人情報の取り扱いについて同意のチェックを入れたら[確認画面へ進む]ボタンをクリックします。
ボタンをクリックすると登録したメールアドレス宛にエックスサーバーからメールが届くので認証コードを確認します。
このメールに記載されている認証コードを「確認コード」の欄に入力して[確認画面へ進む]ボタンをクリックします。
正しい認証コードを入力すると登録情報の確認画面に移ります。表示されている内容が正しいか確認してください。
画面を下までスクロールして「WHOIS代理公開サービス」が「希望する」になっていることを確認し、[支払い方法の選択に進む]ボタンをクリックします。
3. 支払い方法を選択する
申込み内容に表示されているドメイン名が正しいことを確認してください。
支払い方法は「クレジットカード」「コンビニ」「銀行振込」「paidy翌月払い」「ペイジー」から選択できます。
もっとも手軽なのはクレジットカード払いです。今回はクレジットカードで支払うことにします。カード情報を入力したら[お申し込み内容の確認]ボタンをクリックします。
4. 申し込みをする
申込み内容の最終確認をおこないます。取得したいドメイン名が正しいこと、契約期間、金額を確認してください。
少しスクロールして「エックスサーバー」利用申込みが表示されていることを確認します。
一番下までスクロールして[同意する]にチェックを入れたら[申し込む]ボタンをクリックします。
これで申込みは完了です。登録したメールアドレス宛に「XserverアカウントID」「サーバーID」「サーバーパスワード」が記載されたメールが届くので確認してください。「XserverアカウントID」のパスワードはXserverアカウントを作成する際に入力したものです。
独自ドメインだけ取得する手順
まず最初にXserverドメインにアクセスします。
1. ドメインを決める
取得したいドメインを入力しましょう(「.com」などは不要です)。今回は「domain-kensaku」と入力してみました。入力したら[検索する]をクリックします。
しばらく待つと検索結果が表示されます。右側に「取得可能です」と表示されているドメインは取得可能で左側のチェックボックスがチェックできる状態となっています。
それでは「domain-kensaku.com」を取得するとしましょう。「.com」の横のチェックボックにチェックを入れて画面下の[取得手続きに進む]をクリックします。
契約期間は1~5年を選ぶことができます。「とりあえずドメインを取得しておきたい」ということであれば1年で問題ありません。
また、この時点ではエックスサーバーの利用申込みを[利用しない]を選択したままにしておきます。
2. Xserverアカウントを作成する
Xserverアカウントを持っていない方はアカウント登録をします。既にアカウントを持っている方はログインしてください。
「必須」を表示されている箇所をすべて記入します。
「WHOIS代理公開サービス」にチェックが入っていることを確認してください。ここにチェックが入っていないと個人情報が登録されます。
利用規約と個人情報の取り扱いの同意にチェックを入れたら[確認画面へ進む]ボタンをクリックします。
しばらく待つと登録したメールアドレス宛てに確認コードが届くので、確認コードを入力して[確認画面へ進む]ボタンをクリックします。
次の画面で登録内容が表示されるので、画面下の[支払い方法の選択に進む]ボタンをクリックします。
3. 支払い方法を選択する
支払い方法は「クレジットカード」「コンビニ」「銀行振込」「Paidy」「ペイジー」から選択できるのでクレジットカードを持っていない方でも大丈夫です。ただし、ドメイン更新などの運用面を考えるとクレジットカードがおすすめです。
4. 申込みをする
支払い方法を選択して[お申し込み内容の確認]をクリックすると利用規約への同意を求められるので[同意する]にチェックを入れて[申し込む]をクリックします。
申込みが完了すると申込みIDが発行されます。
お申し込みが完了すると登録したメールアドレス宛に「XserverアカウントID」が届きます。パスワードはXserverアカウントを作成時に入力したものです。
5. 取得したドメインを確認する
画面下の登録情報と支払い情報の下に[ログイン]ボタンがあるのでクリックしてログインしてください。
取得したドメインが表示されていることを確認してください。
ドメインが表示されていたら、ドメイン名がリンクになっているのでクリックしてみてください。次のようにWhois代理公開設定がXserverになっていて、Whois情報がXserverの情報であることを確認します。申込時に「WHOIS代理公開サービス」にチェックを入れていれば次のようにエックスサーバーの情報が登録されています。
Xserverドメインでのドメイン取得作業はここまでです。
エックスサーバーを申し込む手順
まず最初にエックスサーバーの公式サイトにアクセスします。
1. プランを選択する
画面右上の[お申し込み]をクリックします。
ドメイン取得時にXserverアカウントを作成している方はログインしてください。アカウントを持っていない方は[10日間無料お試し 新規お申込み]ボタンをクリックします。
サーバー契約内容の確認をおこないます。
「サーバーID」は変更の必要がありません(変えても問題ありません)。プランは「スタンダード」で十分です。「スタンダード」は月間50万pvでも対応できますし後からプランの変更も可能です。
WordPressクイックスタートを申し込むと10日間の無料お試し期間がなくなるのでチェックを外しています。WordPressのインストールは簡単なのでここで申し込まなくても大丈夫です。
内容を確認したら[Xserverアカウントの登録へ進む]ボタンをクリックします。
2. Xserverアカウントを作成する
「必須」と表示されている箇所をすべて記入して利用規約への同意にチェックを入れたら[次へ進む]ボタンをクリックします。
Xserverからメールが認証コードが記載された送信されてくるので、認証コードを入力して[次へ進む]ボタンをクリックします。
3. 申込みをする
申込み内容が表示されるので、内容に問題ないことを確認したら[この内容で申込みする]ボタンをクリックします。
申込みが完了すると管理ページに遷移します。また、登録したメールアドレス宛に「サーバーID」「サーバーパスワード」が記載されたメールが届くので、今後はそのIDとパスワードでログインしてください。
エックスサーバーでWordPressをインストールする手順
エックスサーバーの公式サイトからサーバーパネルにログインします。
ここで入力するサーバーIDとパスワードは申込み完了後に登録したメールアドレス宛に送られていますので、メールを確認してください。
※XserverアカウントIDとは別です
1. ドメイン設定をおこなう
最初にエックスサーバーとドメイン名の紐付けをおこないます。
ログインしたら「ドメイン」という項目の[ドメイン設定]をクリックします。
次に[ドメイン設定追加]タブをクリックしてからドメイン名を入力します。「無料独自SSLを利用する」と「Xアクセラレータ」にはチェックを入れたままにしておいて[確認画面へ進む]ボタンをクリックします。
ここで記入するドメイン名はXserverドメインで取得したドメインにしてください。
※無関係のドメインも入力できてしまいますが、非常に迷惑をかけるのでご注意ください
内容が正しいことを確認してから[追加する]ボタンをクリックします。
追加が完了するとこのような画面が表示されます。ドメイン情報とアクセスURLを確認したら右下の[戻る]ボタンをクリックします。
ドメインを追加した直後はこのように「反映待ち」状態です。最大で1時間程度かかるのでしばらく待ちましょう。
2. 「WordPress簡単インストール」でエックスサーバーにWordPressをインストールする
しばらく経ったら再度この画面を見てみましょう。このように「反映待ち」の表示が消えていることを確認します。
反映待ちの表示が消えたら左側メニューの[WordPress簡単インストール]をクリックします。
設定対象ドメインがWordPressをインストールしたいドメインであることを確認します。
右側のタブの[WordPressインストール]をクリックして必要な情報を記入していきます。ユーザー名とパスワードはWordPressにログインする際に必要となるので忘れないように注意してください。
キャッシュ自動削除とデータベースの項目はいじらないでください。内容に問題なければ画面右下の[確認画面へ進む]ボタンをクリックします。
このように確認画面が表示されるので[インストールする]ボタンをクリックします。
インストールが完了するとこのような画面が表示されるので管理画面URLをクリックしてみましょう。
ログイン画面が表示されるので先ほど設定したユーザー名とパスワードを入力してログインします。
3. SSLを有効にする
初期設定はSSLが無効(http://)なのでWEBサイトのURLを「https://」に変更します。
左側メニューの[設定]をクリックして「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」の「http://」を「https://」に書き換えます(httpをhttpsに書き換える)。
書き換えたら画面左下の[変更を保存]ボタンをクリックします。
保存するとログアウトして、今度は「https://」で始まるURLにアクセスされるのでログインしてみましょう。
これでSSLの有効化はおしまいです。
まとめ
エックスサーバーは非常にサーバー性能が高くWordPressを快適に動作させることができるため、これから独自ドメインで自分だけのWEBサイトを公開したいという方におすすめできるサービスです。
独自ドメインの取得やエックスサーバーの申込み、WordPressのインストール方法は難しくないので、不安な方はこの記事を参考に実践していただければ、と思います。