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AutoHotkeyを利用してマウスとお別れする

わたしは可能な限りPC操作をキーボードショートカットでおこなっているのですが、どうしてもマウス操作が必要になる場面があります。マウスポインタを動かしてクリックする、右クリックするといった作業です。

この操作をキーボードで実現できればマウスは要らん。という事でわたしは環境を構築しています。

タイトルにあるとおり、AutoHotkeyを利用します。

AutoHotkeyをインストールする

AutoHotkeyを下記のサイトからダウンロードしてインストールします。

公式サイト

インストールについては説明するまでもないので割愛します。

設定ファイル

設定ファイルはマイドキュメント配下にある「AutoHotkey.ahk」です。なければ新規に作成します。

わたしは以下の設定をおこなっています。何がやりたいのかというと、Ctrlを押しながら上下左右の矢印キーでマウスカーソルをゆっくり移動、早く(設定では5倍)動かしたいときはCtrl+Altを押しながら上下左右の矢印キーを使います。

併せて無変換キーでマウスの左クリック、変換キーで右クリックをおこないます。

キー割り当ては人によって好みが変わると思います。とりあえず以下の事を覚えておけば大丈夫です。

  • 「^」はCtrl
  • 「!」はAlt
  • 「#」はWindows
  • 「+」はShift
  • 「vk1D」は無変換(古いAutoHotkeyの場合は vk1Dsc07B)
  • 「vk1C」は変換(古いAutoHotkeyの場合は vk1Csc079)

上記を踏まえて、わたしの設定を紹介します。

vk1D::MouseClick, Left,,,,,D
vk1D UP::MouseClick, Left,,,,,U
vk1C::MouseClick, Right

^Up::
MouseMove 0, -10, 0, R
return
^!Up::
MouseMove 0, -50, 0, R
return

^Down::
MouseMove 0, 10, 0, R
return
^!Down::
MouseMove 0, 50, 0, R
return

^Left::
MouseMove -10, 0, 0, R
return
^!Left::
MouseMove -50, 0, 0, R
return

^Right::
MouseMove 10, 0, 0, R
return
^!Right::
MouseMove 50, 0, 0, R
return

1,2行目は無変換キーをマウスの左クリックに割り当てています。左クリックが2行あるのはドラッグ操作を実現するためです。これはおまじないと思って頂ければOKです。

3行目は右クリックを変換キーに割り当てています。

それ以降はCtrlボタンを押しながら矢印キーでマウスポインタを動かすための設定です。移動速度は10と50の箇所です。ここは好みで変えれば良いかと思います。

トラックボールがあると便利

最近の若い人はトラックボールなんて知らないかと思いますが、かつてはトラックボールがノートPCに搭載されている事もありました。

トラックボールはマウスと違って場所をとらないしマウスパットも不要なのでおススメです。

基本的にマウスカーソルはキーボードで操作しつつ、必要に応じてトラックボールでマウスカーソルを移動してクリックはキーボードで行っています。マウス操作で肩が凝って仕方ないという方はトラックボールを一度使ってみてください。お勧めです。

わたしがメインPCで使っているのはケンジントンの SlimBlade Trackball です。

SlimBlade Trackballは玉を回すとスクロールする面白い仕組みですが、買ったばかりでキーキーと音がする場合はシリコンスプレー を玉に吹き付けるとスムーズに回転するようになります。

これからPCを使い始める、あるいは社会人でPCでの作業効率を高めたいと思っている人は、まずはキーボードショートカットを覚えて慣れたらマウスを捨てる事をお勧めします。