Windows/macOS/Linuxに対応したFiddler Everywhereが正式リリースされました。
前バージョンのFiddlerはFiddler Classicとしてサポートが続きます。
Fiddlerのメリットは導入が簡単な事です。
- ブラウザのプロキシ設定を変更する必要が無い
- SSL証明書を手動で設定する必要が無い
他のWebデバッガツールは自分でSSL証明書をインストールする必要がありますがFiddlerでは不要なので導入が簡単です。
Fiddlerのダウンロードとインストール
公式サイトからダウンロードします。
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ダウンロードとインストールは無料で行うことができます。
Fiddler Everywhereを実行する
ダウンロードしたファイルを実行するとインストールが始まり次のようなウィンドウが表示されます。
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新規にアカウントを作成するかGoogleアカウントでログインします。ログインすると次のような画面が表示されPROへアップグレードするかFREEで利用するか選択できます。
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PROとFREEの差は保存できるセッション数と共有できるセッションとリクエスト、それと自動応答ルールの数です。
Fiddler Classicに比べるとFiddler Everywhereはとても洗練されたUIになっており使いやすそうな印象を受けます。
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無料バージョンとプロバージョンの主な違い
Fiddler EverywhereはFREEとPROがあります。違いは次の通り。
FREE | PRO | |
保存できるセッション | 5 | 無制限 |
自動応答ルール | 5 | 無制限 |
共有できるセッション | 5 | 1000 |
共有できるリクエスト | 30 | 無制限 |
共有できる自動応答ルールの | 5 | 無制限 |
メールサポート | なし | あり |
仕事で利用する場合は保存できるセッション数が5では心もとないのでPROを選択する亊になるのではないかと思います。
PROバージョンは年額120ドル(12,000円前後)あるいは月額12ドル(1,200円前後)で利用できますから他のWebデバッガと比べると良心的な価格ではないでしょうか。
まとめ
FiddlerがWindowsだけでなくmacOSやLinuxでも利用できるようになった亊は大きいでしょう。macOSやLinux環境ではBurpSuiteを仕方なく利用していた人も、これで環境に関係なくFiddlerが使えるようになりましたね。
ネットワークエンジニアであればWireSharkと並んでFiddlerも使えるようになると活躍の場が広がるのではないかと思います。