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Tails Linux 4.xをUSBメモリーにインストールする【Windows編】

Windowsパソコンを使ってTails LinuxをUSBメモリへインストールする方法について解説します。

この記事はこんな方におすすめです
  • USBメモリへTails Linuxをインストールする方法が知りたい
  • 永続化ボリュームを設定してデータが消えないようにしたい
  • ルートパスワードを設定したい

インストールの流れ

Tails LinuxをUSBメモリにインストールする流れは以下の通りです。

フォーマット済みのUSBメモリを用意する
公式サイトからTails Linuxのイメージファイルをダウンロードする
公式サイトからTails Linuxのインストールソフトをダウンロードする
Tails Linuxのインストールソフトを起動してUSBメモリにインストールする

フォーマット済みのUSBメモリを用意する

USBメモリの容量は8GBあれば十分です。後述する永続化ボリュームをセットアップするならば、必要に応じてサイズの大きいUSBメモリを用意します。

USBメモリをフォーマットする

64GBのUSBメモリなのに8GBしか認識されない!そいういう状況に陥る場合があります。Windowsの場合はOS付属のフォーマットツールによる対処が難しいのでサードパーティーのツールを使います。

わたしの経験上、トラブルなく確実に対処できているのはPanasonicのフォーマットツールで、フリーソフトとして配布されています。Windows版とMac版が配布されています。

参考 ソフトウェアダウンロードPanasonic

Tails Linuxのイメージファイルをダウンロードする

現在の最新バージョンは4.18です。以下のリンクから公式サイトのダウンロードページへアクセスできます。

ダウンロードページ

Tails Linux 4.18のダウンロード画面

Tails Linuxインストールソフトをダウンロードする

イメージファイルをダウンロードしたら公式サイトからTails Linuxをインストールする専用のソフトウェアをダウンロードします。

公式サイトからダウンロードする

Tails Linuxインストールソフト(Etcher-Portable.exe)はTails LinuxのイメージファイルをUSBメモリに書き込む際に必要となるので、デスクトップなどに保存しておいてください。

USBメモリにTails Linuxをインストールする

USBメモリを接続しておいてください。

正常にUSBメモリが認識されている事を確認したら、さきほどダウンロードしたTails Linuxインストールソフト(Etcher-Portable.exe)を実行します。

実行すると次のようなシンプルな画面が表示されます。

最初に「Select image」をクリックしてダウンロード済みのTails Linuxイメージファイルを選びます。

イメージファイルを指定すると「Select target」を選択できるようになります。

次に「Select target」をクリックするとイメージファイルの書き込み先を選択する画面となりますのでUSBメモリを選択します。

以下のようにUSBメモリをクリックしたらContinueボタンが青くなるのでクリックして先に進みます。

書き込み先を選択してContinueボタンをクリックすると「Flash!」というボタンが青くなります。

「Flash!」ボタンをクリックすると書き込みが始まります。

書き込みが正常に終了すると「Flash Complete!」と表示されますので、このウィンドウは閉じてOKです。

これでTails LinuxをUSBメモリにインストールする手順はおしまいです。

USBメモリからTails Linuxを起動する

USBメモリからTails Linuxを起動するためにはTails LinuxがインストールされたUSBメモリを挿してパソコンを起動します。

起動すると設定画面が表示されます。4.10では日本語に対応していないので、LanguageからJapaneseを選択する事はできません(キーボードレイアウトはJapaneseを選択できます)。ここはご自身の環境に合わせて設定してください。

ルートパスワードを設定したい場合は「Additional Settings」の「+」ボタンをクリックします。

管理者パスワードはデフォルト状態ではOFFなので、Administration Passwordをダブルクリックします。

パスワード設定画面が表示されるので、パスワードを入力してAddボタンをクリックします。

ルート権限が必要な場合はsudoコマンドを使います。パスワードは上記で設定したものを入力します。この設定は一時的なもので起動するたびに必要です。

設定が一通り完了したら「Start Tails」ボタンをクリックしてTails Linuxを起動します。

永続化ボリュームをセットアップする

Tails Linuxの起動直後に設定した言語設定やルートパスワードは再起動したら消えます。

もしもTails Linuxで設定やファイルを保存したい場合はPersistent volume(永続的なボリューム)をセットアップする必要があります。

注意
この操作をするとプライバシーの保護レベルが低下します。
本当にファイルを保存する必要がある場合のみ永続化ボリュームをセットアップしてください。

Tails Linuxを起動して左上の「Applications(アプリケーション)」から[Tails] – [Configre persistent volume]をクリックします。

パスフレーズの入力を求められるので十分に長いパスフレーズを入力して「Create」ボタンをクリックします。

パスフレーズを入力した後は永続化したい設定やファイルを選択します。ここは必要に応じて設定して下さい。

永続化したい設定を選択したら「Save」ボタンをクリックして設定を完了させます。

永続化ボリュームが有効になるのは、次回起動時からです。

19 COMMENTS

shj

もしかしてダウンロードしたイメージファイルをダブルクリックしていませんか。
イメージファイルをダウンロードしたら Etcher-Portable.exe を使ってUSBメモリに書き込めるはずです。

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しろう

>もしかしてダウンロードしたイメージファイルをダブルクリックしていませんか。

はい。ということは既にインストールされていると解釈して操作を継続してよろいしいでしょうか。

次に
Tails Linuxインストールソフトをダウンロードする
の箇所ですが、
≫【公式】Tails Linuxインストールソフトダウンロード
をクリックすると、下記のダイアログボックスが出てきました。
https://gyazo.com/686245cbac3872752afc222da649ad11

この場合、savefileをクリックすればいいのでしょうか

もし、そうなら下記文言とはどういう関係になるのでしょうか

>このソフトウェアはポータブルタイプですから、利用時にインストールする必要はありません。

返信する
shj

わたしの説明文が分かりづらかったですね。

Etcher-Portable.exeはsavefileをクリックして保存してください。

インストール不要と書いているのは、Etcher-Portable.exeはポータブルタイプのファイルのため、ダブルクリックして実行してもインストーラーが走らないよ、という意味でした。

Etcher-Portable.exeを実行すれば記事にあるような画面が出てきますので、イメージファイルと書き込み先を指定すれば上手くいくはずです。

記事は修正しておきますね。

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しろう

設定の画面までいきました。
確認ですけど、デスクトップ上ではTailsとWindowsは並行して操作できないですよね。
Tailsを起動するときはTalis用のUSBを差し込んでから起動する。終了すれば、USBを抜き去る。
Windowsの場合は通常通りすれば、Windowsが起動する。

TailsとWindowsとの関係を注意しなければなりません。

Administration Password移行の設定は管理人さんの説明をプリントアウトしてからTalis上で作業します。

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匿名

Chromeの拡張機能“tails”をダウンロードして認証するという項目があります。
どのように進めれば良いのかがわかりません。

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匿名さん

TailsをダウンロードしたUSBをWindowsパソコンに入れてみました。
しかし、WindowsパソコンからUSBが消えていました。

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はろー

知識がなくすいません。質問させてください。
imgをインストールして
「Flash」を選択できるところまで進みましたが、クリックすると「imgが壊れているという」表示がでてインストールが完了できません。なにか考えられる問題はありますでしょうか?windowsです。

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shj

はろーさん
>imgをインストールして「Flash」を選択できるところまで進みましたが…
Etcher-Portable.exeを実行してイメージファイル(tails-amd64-4.11.img)を選択、その後書き込み先のUSBを選択して「Flash」をクリックしたのですよね?
※Tails Linuxのイメージファイルをダブルクリックしていないですよね?

Etcher-Portable.exeからイメージファイルを選択しているにも関わらず壊れているという表示が出るのであれば本当に壊れているかも知れないので再度イメージファイルをダウンロードしてみてください。
それでもダメならば以下のページを参考にファイルの整合性チェックをしてみてください。
https://tails.boum.org/install/download/

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はろー

ご返信ありがとうございます。
おっしゃる通り単純に進み、imgファイルの選択をして「Flash!」の青いボタンをおしたのですがエラーが必ずでます。
ちなみにPCを変えたり(どちらもwindows)ブラウザを変えたり(firefox chrom tor ie)したのですが駄目でした。USBもフォーマット何度かしたのですが…
ファイルの整合性とはwindowsならwindowsってことですよね?無知ですいません。

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shj

ダウンロードしたファイルのチェックをしてみると良いかと思います。
ファイルの整合性チェックとは、破損したり改ざんされていないか調べる事です。
以下のページで紹介しているので試してみてください。

https://netwiz.jp/tails-linux-verify/

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はろー

ご返信ありがとうございます。そのチェックは何回かして成功!てでてきたのですが…全くflash!後のエラーはそのままなのです。
なにが悪いのか全くわからず、、困り果てて拙い説明で申し訳ございません。

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最狂の戦士

インストーラーの方をもう一度ダウンロードしなおしてみてはいかがですか?

最狂の戦士

インストーラーの方をもう一度ダウンロードしなおしてみてはいかがでしょうか?

(コメントの`サイト`の使い方あってますかね
僕のブログなんですけど . . .)

かれー

すみません。Tailsを
USBにインストールしたらwindowsがこのUSBを認識しなくなりました。
そして挿入して起動してもwindowsが起動します。
どうすれば良いでしょうか

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shj

かれーさん

USBよりSSD/HDDが優先して起動する設定になっていませんか。
「USB起動」で検索してみると解決するかも知れません。

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くりあ

UEFI環境でブート可能なTailsOSのUSBドライブを作成するにはRufusで作成しないといけないみたいですね。

返信する
さかはな

知識不足で申し訳ないのですが、tailsが上手く起動せず、質問してもよろしいでしょうか?
windows10 のパソコンを使用しており、公式のEtcherからusbにtailsを入れました。
f12を押しながら起動して、usb hddにusbの名前があったので、それを選択したのですが、黒い画面になった後、
set second stage falled: Invalid Parameter

Something has gone seriously wrong: shin_init() failed: Invalid Parameter

と出てしまい、そのまま強制終了してしまいます。
rufusで入れ直してみたのですが同じでした。
一体どこが問題になっているのかわからず、どうすれば良いのでしょうか?

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