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さくらのVPSはどんなサービス?
さくらのVPSはさくらインターネット株式会社が提供しているVPSサービスです。大規模システムに対応するスケーラビリティを兼ね備えた柔軟性のあるシステムを構築することができますから、月額643円から始めて必要に応じてスケールアップさせていく、といったことが可能です。
運営会社 | さくらインターネット |
公式ホームページ | https://vps.sakura.ad.jp |
価格 | 月額449円~ |
無料お試し期間 | 2週間(一部制限あり) |
サポート | |
おすすめ度 |
さくらのVPSの利用料金と支払い方法は?
対応している支払い方法
さくらのVPSはクレジットカード、銀行振り込み、自動口座振替、請求書払いでの支払いに対応しています。
無料でお試しするにはクレジットカード払いにする必要がありますからご注意ください。
支払い種類 | 支払い方法 | 請求書 | 手数料 |
---|---|---|---|
クレジットカード | 自動引き落とし | メール | なし |
銀行振込 | 窓口・ATM ネットバンキング | メール | 利用者負担 |
自動口座振替 | 自動引き落とし | メール | なし |
コンビニ ※請求書払い | コンビニで支払い | 郵送 | 330円(税込) |
PayB LINEpay 楽天銀行支払サービス | アプリ | 郵送 | 330円(税込) |
郵便局 ゆうちょ銀行 | ゆうちょ銀行 | 郵送 | 330円(税込) |
さくらのVPSはAWSのようにサーバーのロケーションを選ぶことができ、ロケーションにより利用料金が異なります。ロケーションは以下の3カ所から選ぶことができます。
選べるロケーション
- 石狩
- 大阪
- 東京
プランはスペックにより異なります。当然ですがスペックが良くなるほど利用料金が高くなります。
以下はさくらのVPSとConoHa VPSの利用料金比較表です。
プラン | CPU | メモリー |
---|---|---|
スタンダード | 仮想6コア | 8GB |
プレミアム | 仮想8コア | 12GB |
ビジネス | 仮想10コア | 16GB |
最初は安いプランにして、リソースが足りなくなったらプラン(スペック)を上げていくということも可能です。
サーバーのスペックは?
さくらのVPSはIntel CoreベースのCPUを採用しています。クロック周波数はおよそ2GHzです。コア数とメモリー搭載量は利用プランによって変わります。
以下はさくらのVPSとConoHa VPSのスペックを比較した表です。
プラン | CPU | メモリー |
---|---|---|
スタンダード | 仮想4コア | 4GB |
プレミアム | 仮想6コア | 8GB |
ビジネス | 仮想8コア | 12GB |
ビジネスプラス | 仮想10コア | 16GB |
エンタープライズ | 仮想12コア | 32GB |
ConoHa VPSと比べるとディスクの読み書き速度で差が出ていますが、さくらのVPSも秒間150MBの読み込み速度があるので十分高速です。
利用可能なOS
さくらのVPSではOSをインストールする際に「標準OS」「カスタムOS」「ISOインストール」の3種類から選択することができます。
「標準OS」とは
標準OSはさくらのVPSであらかじめ用意されているOSイメージで、パスワード設定やディスクパーティションなどがすべて設定されています。そのためOSをインストールするとすぐに使える状態になっています。
利用できるOSは以下のとおりです。
- CentOS 7
- CentOS 8
- CentOS Stream8
- Ubuntu 20.04
- Ubuntu 18.04
- KUSANAGI8(CentOS 7)
- KUSANAGI9(CentOS Stream8)
「カスタムOS」とは
カスタムOSはさくらのVPSで用意されているISOを使ってクリーンインストールします。この作業は一般的にサーバーOSをインストールする手順と同じですから、最初から最後まで自分でパラメーターなどを指定しながらインストール作業をすすめます。
利用できるOSは以下のとおりです。
- CentOS 7
- CentOS 8
- CentOS Stream8
- Ubuntu 20.04
- Ubuntu 18.04
- AlmaLinux 8
- Scientific Linux 7
- FreeBSD 13
- FreeBSD 12
- Debian 11
- Debian 10
- openSUSE Leap 15.0
- Fedora 34
「ISOインストール」とは
ISOインストールは利用者が自らOSのISOイメージを用意してアップロードします。カスタムOSに含まれていないOSをインストールしたい場合に利用します。
さくらのVPSの疑問・質問
「さくらのレンタルサーバー」との違いは?
さくらのレンタルサーバーは1台のサーバーを複数の利用者で共有する形態です。そのためサーバーのリソース(CPUやメモリーなど)も共有しています。また、サーバーのシステム設定を変更することもできないため、独自のWEBアプリケーションを動作させることができない場合があります。
さくらのVPSも1台のサーバーを複数の利用者で共有していますが、仮想サーバーを利用者に丸ごと提供するためOSのシステム設定を変更したりアプリケーションを自由にインストールしたりすることができます。
「さくらのクラウド」との違いは?
さくらのクラウドは「スケールアップ」「スケールアウト」に対応しています。また、CPUのコア数やメモリー、ディスクの搭載量を柔軟に変更できます。
さくらのVPSはサーバー構成がプランごとに固定されています。そのプラン間でスケールアップさせることはできますがスケールアウトはできません。
柔軟性に欠ける分、さくらのVPSは低価格で提供されています。
申し込んだらすぐに利用できる?
支払い方法にクレジットカードを選択した場合、すぐに利用可能です。それ以外の支払い方法を選択した場合は入金確認後に利用可能となります。
最低利用期間はある?
最低量期間は3カ月となります。
無料お試し期間はある?
支払い方法にクレジットカードを選択した場合、2週間の無料お試し期間を利用できます。同時に無料で試すことができるサーバーは2台までです。
お試し期間中に制限はある?
お試し期間中は3つの制限があります。
制限1:OP25B設定
サーバーからインターネットへ出て行くときにポート25番がふさがれています。
制限2:転送量制限
サーバーからインターネットへ向かう通信の速度が「10Mbps」に制限されます。
制限3:ネームサーバーの制限
さくらのVPSから無償提供されるネームサーバーが利用できません。
無償利用期間中に制限を解除したい場合は本契約をすることで制限の解除が可能です。
まとめ
さくらのVPSは手軽に利用できて、いつでもスケールアップできるため小規模なサイトから始めて徐々にスケールアップさせていくことができるサービスです。
老舗のさくらインターネットが提供しているので安心感も抜群です。
WordPressでブログを公開したいという方は「さくらのレンタルサーバー」のような共有サーバーを利用した方がいいでしょう。
Ruby on RailsなどでWEBアプリケーションをつくったり、自分でDNSサーバーやメールサーバーを構築したり、ゲームサーバーを公開したいという方にはおすすめできるサービスです。
まずは2週間の無料お試し期間で実際に触ってみてはいかがでしょうか。
- 2週間の無料お試し期間あり
- 独自OSのインストール可能
- 「石狩」「大阪」「東京」からサーバー作成可能
- 高速バックボーン通信
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