メモというと紙のノートを利用されている方がいらっしゃいますが、これはおすすめできません。もちろん紙のノートに書くこと事態は良いのですがメモのストックはPCで管理した方が良いです。
PC管理のメリットは検索性と共有のしやすさです。
メモツールはNotableがおすすめ
わたしが利用しているメモツールはNotableとEvernoteです。
どちらも一長一短あるのですが、会社PCで利用する場合にわたしがおすすめするのはNotableです。
NotableはMarkdownという書式で記述するので一見すると難しいと思われがちですが、最低限の書き方を知っていればOKです。
Notableは無料で使えてクラウドを利用しない
Notableのメリットはフリーソフト(無料ソフト)なので会社で使っているPCにインストールしやすいです。
そしてPCの中にメモを保存するのでEvernoteのように外部に情報を流すこともないので会社でも安心して使えます。複数のPCで同じメモを参照したい場合はDropboxのようなクラウドにメモファイルを置く必要があります。
インストール方法
インストールするにはNotableのサイトからファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたら、デスクトップやマイドキュメントなど任意の場所にファイルを移動してください。Notableは「C:\Program」といった場所にはインストールしないのでファイルを実行したらすぐに使えます。
ただし最初は以下のような画面が出るかも知れません。その場合は「詳細情報」をクリックします。
次に「実行」をクリックします。
起動すると次のような画面が立ち上がります。
簡単な使い方
まずはMarkdownの書式を知っておく必要がありますが最低限の知識でOKです。
Ctrl + n を押すと新規ノートを作成します。
「#」は段落を示すもので「#」を増やすと段落も増えます。文章を構造化したい場合に使います。HTMLをご存じの方であれば「H1」「H2」などに相当するものと理解してください。
リストの場合は先頭を「-」(HTMLでいうと<ul><li></li></ul>)、書いた内容をそのまま表示したい場合は「`」3つで囲みます(HTMLでいうところの<pre></pre>)。
上記のように書いた状態で Ctrl + e を押すと閲覧モードに変わります。
閲覧モードで Ctrl + e を押すとまた編集モードに変わります。
タグを使おう
ノートを書いたら好きなだけタグを付けましょう。タグは自分が分かりやすいものであれば何でもいいです。タグはノートを見つける際の目印になります。
タグを付けると左のメニューに表示されます。
Tagsのタグをクリックすると同じタグを付けたノートが一覧で表示されるので関連情報が簡単にわかります。これがとても便利です。
あらゆることをメモする
わたしはインフラエンジニアなのでサーバーやネットワーク機器の仕様に関することや他の人から聞いたナレッジ、問い合わせ先や検証したときのログなど日々知っておくことが増える毎日です。
それ以外にも事務処理のための決まり事やファイルパス、URLなどインフラ業務とは関係ないけれど仕事を進める上で知っておくこともあるわけです。
これらの情報をすべて頭に入れておくことはわたしには無理なので、すべてPCに事細かに記録しています。
簡単に検索できるのがメリット
とにかくあらゆる情報をインプットしておきます。そうして、あまり重要ではないものや月に1回思い出せば良いようなものは頭から追い出して仕事に集中します。
あれは何だっけ?となったらタグから探すか検索窓で特定文字を含むノートを検索しましょう。以下の赤枠で囲った箇所に調べたい文字列を入れると、検索文字列を含むノートが表示されます。
まとめ
NotableのようなツールはIT系のエンジニアが使うことが多いのですが、PCを使ってオフィスワークをこなすすべての方に有用だと思います。
上司や同僚に同じ質問を何度も繰り返してしまったり、メモ帳をめくって時間を潰してしまっている方は是非Notableを使ってみてください。