シングルディスプレイを使わざるを得ない状況に置かれて初めて仮想デスクトップを試したところ、想像以上に使いやすかったのでご紹介します。
仮想デスクトップを使い始めて、デュアルディスプレイは資料を横に置いてコーディングしたり一方のディスプレイでログを表示させるといった作業には便利なのですが、実は思ったほど効率的ではないのでは?と感じています。
広すぎるデスクトップ画面は目線の移動が増えるし首も疲れるのです。
タップできる目次
仮想デスクトップとは
Windowsの仮想デスクトップを使うと、同時に複数のデスクトップ画面を切り替えながら使うことができるようになります。
たとえばA社とB社へ送付する見積もりを作成したいけれど平行作業すると画面がゴチャゴチャになって嫌だ、というときはデスクトップ画面を新たに作成してB社の見積もり作成専用のデスクトップ画面とすることができます。
他にもメール用の画面など用途ごとにデスクトップ画面を切り替える、といった使い方ができます。
仮想デスクトップの操作
仮想デスクトップの追加方法
[Ctrl]と[Windows]を一緒に押しながら[D]を押せば仮想デスクトップが作成されます。ちなみに[Windows]はキーボードの左下ある以下のような刻印のキーです。
仮想デスクトップが作成されると新規デスクトップ画面が表示され、そのまま新しいデスクトップ画面で作業を開始できます。
仮想デスクトップの移動方法
複数のデスクトップを作成したら[Ctrl]と[Windows]を一緒に押しながら[←]や[→]ボタンでデスクトップ間を移動できます。
作成したデスクトップの一覧を表示したい場合は[Windows]を押しながら[Tab]を押します。
表示されたデスクトップ一覧からマウスでクリックして移動する事も可能です。
仮想デスクトップの削除方法
現在のデスクトップ画面を削除したい場合は[Ctrl]と[Windows]を一緒に押しながら[F4]を押します。削除したデスクトップ画面に表示されていたアプリケーションの画面は別のデスクトップ画面へ自動的に移動されます。
他の方法としては[Windows]を押しながら[Tab]で仮想デスクトップ一覧を表示させて、そこからマウスで[x]をクリックして仮想デスクトップを削除することもできます。
アプリケーションを別の仮想デスクトップに移動する
仮想デスクトップ間でアプリケーションを移動させたい場合は仮想デスクトップ一覧からドラッグ&ドロップで可能です。
以下のように仮想デスクトップ一覧を表示させて移動したいアプリケーションのウィンドウ画面を移動させたい先のデスクトップ画面へドラッグします。
わたしの使い方
わたしはインフラエンジニアなのでTera Termで機器へリモートログインしたり構成図を開いたり通信要件一覧を表示させたり手順書を作成したり…と画面がゴチャゴチャしがちです。そこでTera Termだけを表示する仮想デスクトップを用意しています。
わたしの場合Tera Termの画面が常時6~12個くらい立ち上がっているので仮想デスクトップにTera Term画面を敷き詰めています。このやり方はデュアルディスプレイのときよりも快適です。
また、プロジェクトごとに仮想デスクトップを分けたり顧客ごとに仮想デスクトップを分けるなど、その都度柔軟に使い分けをしています。
まとめ
仮想デスクトップ機能は一般の事務職の方にも最適な機能だと思います。
メールとWEBブラウザをそれぞれ別々の仮想デスクトップに置いておくだけでもだいぶ画面がスッキリします。
複数のお仕事を平行して処理するような忙しい方は是非とも仮想デスクトップを使ってみてください。