4.x系Tails Linuxインストール方法は以下の記事を参照してください。
Tails LinuxをUSBメモリへインストールするための方法について解説します。
- USBメモリへTails Linuxをインストールする方法が知りたい
- Tails Linuxを日本語化したい
- 永続化ボリュームを設定してデータが消えないようにしたい
- ルートパスワードを設定したい
タップできる目次
インストールの下準備
公式サイトからTails LinuxのISOファイルをダウンロードする
現在の最新バージョンは3.15です。
上記のページからダウンロードリンクをクリックするとimgファイルがダウンロードできます。
USBメモリの準備
USBメモリの容量は8GBあれば十分です。後述する永続化ボリュームをセットアップするならば、必要に応じてサイズの大きいUSBメモリを用意します。
USBメモリをフォーマットする
64GBのUSBメモリなのに8GBしか認識されない!そいういう状況に陥る場合があります。Windowsの場合はOS付属のフォーマットツールによる対処が難しいのでサードパーティーのツールを使います。
わたしの経験上、トラブルなく確実に対処できているのはPanasonicのフォーマットツールで、フリーソフトとして配布されています。Windows版とMac版が配布されています。
Tails LinuxをUSBメモリにインストールする
DVDからブートする
BIOS設定でDVDから起動するように変更しておきます。
起動ドライブを変更したらTails Linuxを焼いたDVDをセットしてPCを起動します。ハードディスク(SSD)の中身は書き換わらないので大丈夫です。
この時点でUSBメモリを接続しておく必要はありません。
USBへのインストール
Tails Linuxを起動したらUSBメモリを接続して左上の「Applications(アプリケーション)」から[Tails] – [Tails Installer]をクリックします。
Tails Installerが起動したらUSBメモリを挿します。
すぐにUSBメモリが認識されますから「Clone the current Tails」を選択してTarget USB stickからインストールUSBメモリを選択します。
あとはInstallボタンをクリックするだけです。
USBメモリからTails Linuxを起動する
セキュアブートに注意
USBメモリからTails Linuxを起動するためにはTails LinuxがインストールされたUSBメモリを挿して起動すれば良いのですが、注意点があります。
1点目はUSBメモリから起動するように起動デバイスの順序をBIOS設定で変えておく事です。
2点目は、セキュアブートを無効にする事です。古いPCであれば問題ないのですが最近のPCはセキュアブートが有効になっています。
セキュアブートが有効の場合、ファームウェアによりファームウェア ドライバー (オプション ROM) を含む各ブート ソフトウェアとオペレーティング システムの署名がチェックされます。Tails Linuxはそれらの署名がないため起動に失敗します。
Tails Linuxが起動できない場合はBIOS設定でセキュアブートを無効にしてみてください。
永続化ボリュームをセットアップ
Persistent volume(永続的なボリューム)はファイルを保存するために必要です。
この操作をするとプライバシーの保護レベルが低下します。
本当にローカルでファイルを保存する必要がある場合のみ永続化ボリュームをセットアップしてください。
Tails Linuxを起動して左上の「Applications(アプリケーション)」から[Tails] – [Configre persistent volume]をクリックします。
パスフレーズの入力を求められるので十分に長いパスフレーズを入力します。
8文字程度では比較的簡単に突破されますから、とにかく長いパスフレーズを入力します。必要以上に複雑にする必要はありません。
当たり前ですが、他で使っているパスフレーズの使い回しやちょっと変える(後ろに数字をつけるなど)といった事をしてはいけません。
パスフレーズを入力した後はどのファイルを永続化するのか選択します。ここは必要に応じて設定して下さい。
設定がすべて完了したら再起動します。再起動後に永続化ボリュームが有効になります。
よくある疑問
Tails Linuxの日本語対応について
Tail Linux起動画面のLanguageをダブルクリックして「Japanese」を選択すると、キーボードレイアウトと画面表示を日本語に変更する事ができます。
Tails Linuxのrootパスワードについて
Tails Linux起動時のオプションでrootパスワードを設定できます。左下の「+」をクリックします。
管理者パスワードはデフォルト状態ではOFFなので、Administration Passwordをダブルクリックします。
パスワード設定画面が表示されるので、パスワードを入力してAddボタンをクリックします。
ルート権限が必要な場合はsudoコマンドを使います。パスワードは上記で設定したものを入力します。この設定は一時的なもので起動するたびに必要です。
Google検索で知りました。Tailsの4.1.1をインストールしようとています。
ただ、最近仕様が変わって面食らっています。USBとそれに付随するデバイスにお訊ねしてよろしいでしょうか
しろうさん
Tails Linuxのインストール方法が変わっていたのですね!4.1.1のインストール方法を別の記事として作成しました。
不明点があったら是非教えてください。
https://netwiz.jp/install-tails-4-usb-windows/
管理人さん ありがとうございます。
ぜひとも、読まさせていただきます。