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さくらのVPSとConoHa VPS | プランやサーバースペックを徹底比較

VPSとして有名なさくらのVPSConoHa VPS、どちらが優れているのか、どちらを選べばいいのか迷っていませんか?わたしは迷いました。

そこで、実際にさくらのVPSConoHa VPSを使い比べて徹底的に比較してみることにしました。

どちらのVPSを利用しようか迷っている方は参考にしてみてください。

さくらのVPSとConoHa VPSを費用で比較

VPSを利用する上でランニング費用は重要です。長く使う場合は月額費用の安い方がお財布の負担が少ないのでおすすめです。

月額費用で比較

どちらも初期費用は無料です。月額料金を比較すると、どのプランもさくらのVPSの方が価格が安い事がわかります。

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スペックさくらのVPSConoHa VPS
512MB月額449円~月額542円~
1GB月額600円~月額739円~
2GB月額1,186円~月額1,458円~
4GB月額2,400円~月額2,966円~
8GB月額4,800円~月額5,931円~
16GB月額9,176円~月額11,132円~
32GB月額18,352円~月額22,264円~
64GB月額44,528円~
さくらのVPSとConoHa VPSの月額費用比較

さくらのVPSはサーバーのゾーン(サーバーが設置されているロケーション)を「石狩1」「大阪第3」「東京第2」から選ぶ事ができ月額費用がそれぞれ異なるので注意してください。今のところ「石狩1」の費用が一番安くなっていますから、ゾーン石狩1を選ぶと良いでしょう。

注目

さくらのVPSはゾーンによって費用が異なり「石狩1」が一番安い。

短期利用プランがあるのはConoHa VPS

ConoHa VPSは長期利用者向けに大幅な割引を適用する「VPS割引きっぷ」、短期利用者向けの「通常プラン」という2種類のプランを提供しています。

課金方法は2種類

  • 長期利用者向けの「VPS割引きっぷ」
  • 短期利用者向けの「通常プラン」

短期利用者向けの「通常プラン」は1時間単位で課金され、どれだけ利用しても毎月支払う料金があらかじめ設定された上限額を超える事はありません。このプランは一時的にサーバーが必要な場合に便利です。

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スペック1時間あたりの料金毎月の上限料金
512MB1.1円682円
1GB1.7円968円
2GB3.3円1,848円
4GB6.6円3,608円
8GB13.2円7,348円
16GB24.2円14.300円
32GB48.4円28,600円
64GB96.8円53,900円
ConoHa VPSの通常プラン料金

ぼくもテスト用にConoHa VPSの通常プランを利用していますが、月の請求額は10円前後の事が多いのでとても重宝しています。

短時間ならば高性能なサーバーが安価に利用できる点も魅力的です。

無料お試し期間で比較

長期的に利用する場合はプランが目的に合っているか事前に確認したいでしょう。そのような場合に最適なのが無料のお試し期間です。WEBアプリ開発者の方は公開する前に無料お試し期間を利用してサーバースペックに問題がないかテストできます。

無料お試し期間があるのはさくらのVPS

さくらのVPS2週間の無料お試し期間を利用できます。

注意点として、お試し期間中は外向けの通信速度が10Mbpsに制限される等の制限があります。無料お試し期間中の制限に関する詳細はレビュー記事をご覧ください。

ConoHa VPSは通常プランで代用できる

ConoHa VPSには無料のお試し期間がありません。そのため、1時間1.1円から利用できる「通常プラン」でテストをすると良いでしょう。

ConoHa VPSには無料のお試し期間がないものの、帯域制限などの利用制限がない状態でテストできるので確実なテストを実施するのであればConoHa VPSの方が向いています。

注目
  • さくらのVPSは2週間の無料お試し期間があるが制限あり
  • ConoHa VPSは通常プランを利用して試す事をおすすめします

機能で比較

VPSを選ぶ際は費用だけでなく機能も重視するべきです。

自動インストール機能を比較

自動インストール機能を使うと面倒な構築作業の手間が省ける上に確実に構築が完了するので時間の節約になります。さくらのVPSでは「スタートアップスクリプト」、ConoHa VPSでは「テンプレート」という名称で自動インストール機能が提供されています。

正確には、さくらのVPSのインストールスクリプトはあらかじめ用意されたスクリプトを実行してアプリケーションなどをインストールするのに対して、ConoHa VPSのテンプレートはあらかじめアプリなどがインストールされているOSイメージを利用できる点が異なります。

それぞれのVPSサービスで自動的に導入できるアプリケーションを表にまとめたので参考にしてみてください。対応アプリや導入可能なOSは随時更新されています。

アプリさくらのVPSConoHa VPS
ArchiveBoxUbuntu 18.04
ARKUbuntu 20.04
Assetto CorsaUbuntu 20.04
BackupPCCentOS Stream 8
baserCMSCentOS 7.8
Cacti NagiosCentOS 7.9
Code ServerUbuntu 20.04
Ubuntu 22.04
concrete5Ubuntu 20.04
CS:GOUbuntu 18.04
DjangoUbuntu 20.04
DockerCentOS7
Ubuntu 18.04
Ubuntu 20.04
AlmaLinux 8
Rock Linux 8
Ubuntu 20.04
DokkuUbuntu 20.04
DokuWikiRock Linux 9
DrupalCentOS 7.9
FactorioUbuntu 18.04
Ubuntu 20.04
Ubuntu 20.04
GitLabCentOS 7
AlmaLinux 8
Rock Linux 8
Ubuntu 20.04
GNOME XRDPCentOS 7
AlmaLinux 8
Rock Linux 8
GROWIUbuntu 22.04
JenkinsCentOS 7.9
Jitsi MeetUbuntu 18.04
JoomlaCentOS 7.9
KUSANAGICentOS Stream 8
LAMPCentOS 7
AlmaLinux 8
AlmaLinux 9
Rocky Linux 8
Rocky Linux 9
Ubuntu 20.04
LaravelUbuntu 20.04
LEMPCentOS 7.9
Let’s EncryptCentOS 7
AlmaLinux 8
Rocky Linux 8
MailserverCentOS 7
AlmaLinux 8
Rocky Linux 8
MastodonUbuntu 20.04
Ubuntu 22.04
Ubuntu 20.04
MatomoUbuntu 20.04
MattermostUbuntu 20.04
MediaWikiCentOS 7.9
MetabaseCentOS 7.8
Minecraft JAVA版Ubuntu 20.04Ubuntu 20.04
Minecraft 統合版Ubuntu 18.04
Ubuntu 20.04
Ubuntu 18.04
MIRACLE ZBXMiracle Linux8
MongoDBCentOS 7.5
NextcloudCentOS 7
AlmaLinux 8
AlmaLinux 9
Rocky Linux 8
Rocky Linux 9
Node.jsUbuntu 20.04
ownCloudUbuntu 20.04
PrometheusUbuntu 20.04
RedisCentOS 7.6
RedmineUbuntu 20.04
Ruby on RailsCentOS 7.8
RustUbuntu 20.04
SiteGuard Server EditionCentOS 7
Ubuntu 18.04
Ubuntu 20.04
AlmaLinux 8
Team Fortress 2Ubuntu 20.04
テラリアUbuntu 20.04
ufwUbuntu 18.04
Ubuntu 20.04
ValheimUbuntu 20.04
WebminCentOS 7.9
Wiki.jsUbuntu 22.04
WordPressCentOS 7
AlmaLinux 8
AlmaLinux 9
Rocky Linux 8
Rocky Linux 9
ZabbixUbuntu 20.04
7 Days to DieUbuntu 20.04

サーバースペックで比較

サーバースペックについては、実際に利用してみて具体的な性能の差を比較したいと思います。

注意点として、VPSは他のユーザーとハードウェアリソースや回線を共有しているので、実行タイミングによってここで掲載している結果とは異なる可能性があります。

ここから先のテストは同日同時刻、まったく同じタイミングで実行しています。

CPUのスペックとディスクI/Oを比較してみる

CPUを見るとConoHa VPSはXeonを採用しているため高負荷時に強いというメリットがあります。特にゲームサーバーを立てる場合は有効でしょう。

さくらのVPSConoHa VPS
モデルIntel Core Processor
(Broadwell)
Intel(R) Xeon(R)
CPU ES-2670 v3 @ 2.30GHz
クロック2199.998 MHz2294.684 MHz
BogoMips4399.994589.36
L2キャッシュ
4 MiB4 MiB
CPUスペック比較

ディスクI/OについてはConoHa VPSが圧倒的に高速であることがわかります。ディスクへの読み書きが多いアプリケーションを利用する場合はConoHa VPSが有利です。この点もゲームサーバーを立てたい方にはメリットとして感じられるでしょう。

ハードウェア性能では圧倒的にConoHa VPSが有利です。WordPressをインストールとかゲームサーバーにするとか、自前のアプリを構築して公開するといった目的の場合はConoHa VPSの方が適しているといえます。

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さくらのVPSとConoHa VPSのラウンドトリップ時間の違い

ラウンドトリップ時間の違いを計測するために、サーバーから1.1.1.1と8.8.8.8へそれぞれPINGを実行して最小・最大・平均のラウンドトリップ時間を計測しました。ブレをなくすため100回PINGを実行した結果を採用しています。

※「1.1.1.1」はCloudflareが提供するDNSサーバー、「8.8.8.8」はGoogleが提供するDNSサーバーです

宛先さくらのVPSConoHa VPS
1.1.1.1最小:1.106秒
最大:3.498秒
平均:1.218秒
最小:0.663秒
最大:1.597秒
平均:0.835秒
8.8.8.8最小:0.930秒
最大:3.554秒
平均:1.039秒
最小:1.174秒
最大:1.946秒
平均:1.331秒
ラウンドトリップ時間の比較

この結果を見ると、さくらのVPSはConoHa VPSに比べるとラウンドトリップ時間のブレが大きくなっています。ネットワークの観点では安定しているのはConoHa VPSでしょう。この点もやはり、ゲームサーバーを立てる場合に重要となります。

サポート体制で比較

初めてVPSを使う方や収益化目的のWEBサイトなどを立ち上げる予定の方はチャットサポートが迅速な応答が期待できるためおすすめです。チャットサポートについてはさくらのVPSが24時間365日対応しているのに対してConoHa VPSは平日の日中のみ対応しているため、チャットサポートについては24時間365日対応のさくらのVPSの方が手厚いと言えます

サポート内容さくらのVPSConoHa VPS
メール24時間365日24時間365日
チャット24時間365日平日10:00~18:00
電話休止中平日10:00~18:00
コールバック予約24時間365日未対応
サポート体制の比較

チャット以外には電話サポートがあると安心です。さくらのVPSの電話サポートは現在休止中ですが、その代わりにコールバック予約が使えます。コールバック予約をすると指定した時間にサポートスタフから電話連絡してもらえるため、繋がりづらい電話サポートよりは使い勝手が良いでしょう。ConoHa VPSは電話サポートに対応していますがチャットと同じく平日の日中しか繋がりません。

サポート面では総合するとさくらのVPSの方が安心して利用できるでしょう。

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さくらのVPSが合っている人、ConoHa VPSが合っている人

さくらのVPSとConoHa VPSでは思想がまったく異なるのでご自身に合った方を選択すると良いでしょう。

さくらのVPSは「ぜんぶ自分で対応できる」技術力のある方向け

さくらのVPSにはワンクリックでWEBサーバー、POP3サーバー、DNSサーバー、DBサーバーなどを構築できる「標準OS」と、さくらのVPSが用意したISOからクリーンインストールできる「カスタムOS」が用意されています。

また、さくらのVPSで用意されていないOSをインストールしたい場合は、ユーザーが自らISOファイルをアップロードしてインストールすることも可能です(詳しくはこちら)。

そしてConoHa VPSほどではないですがMinecraft(マインクラフト)のゲームサーバーを自動的に構築することもできます。詳細は次の記事をご覧ください。

わたしはさくらのVPSを利用して自作アプリを運用しているのですが、実際に使っている感想としてさくらのVPSは中級者以上のスキルがあって自分で何でもできる方向けな気がします。

ダッシュボードのつくりやサービスを見ても、初心者向けに分かりやすくしようという配慮はあまり見られません。その分価格が抑えられている感じです。

ConoHa VPSは目的別にOSを構築できるので初心者にも優しい

ConoHa VPSは標準でインストール可能なOSが多く、一般的に入手可能なOSはほぼすべてそろっています。FreeBSDやOpenBSD、NetBSDも最初から用意されています。

また、さくらのVPSと同じようにユーザーがISOファイルをアップロードしてConoHa VPSが用意していないOSをインストールすることも可能です。

もっとも注目するべき点はアプリケーションをOSと同時にインストールできる点です。特にMinecraft(マインクラフト)のゲームサーバーを立てたい方にはおすすめです。ボタンをクリックするだけでMinecraftをインストールできるので、試しにゲームサーバーを立ててみたいとう要望も簡単に叶います。

ConoHa VPSでマインクラフトのマルチサーバーを立てる方法は次の記事で分かりやすく解説しているので参考にしてみてください。

ConoHa VPSでマインクラフトを楽しむ

  1. 最短10分!「ConoHa VPS」でMinecraft 統合版のマルチサーバーを作る方法
  2. 最短10分!「ConoHa VPS」でMinecraft Java版のマルチサーバーを作る方法

わたしは普段、検証目的でVPSを使いたいときにConoHa VPSを利用しているのですが、ダッシュボードは分かりやすくデザインも良いしサービスも初心者に配慮されていて好感が持てます。しかもサーバースペックも高いので上級者でも満足できるので、少しくらい価格が高くても高性能で使いやすいVPSが良いという方はConoHa VPSが向いていると思います。

手軽に始めるならConoHa VPSがおすすめ

まとめると、さくらのVPSは基本的にすべて自分で対応する必要があり、技術力が求められます。それとは反対に、ConoHa VPSを使えばテンプレート機能により面倒なミドルウェアやアプリケーションのインストールをおこなう手間を省くことができます。また、ユーザーがISOをアップロードして好きなOSをインストールすることもできます。

構築の手軽さや自由度という点ではConoHa VPSが勝っていると言えるでしょう。

また、ConoHa VPSの「通常料金」であれば1時間単位で課金されるので、お試しにも最適です。さくらのVPSは無料でお試し期間がありますが制限が多いので、無料期間中は実用的とは言えないのが難点です。

ConoHa VPSは簡単にMinecraft(マインクラフト)をインストール機能もあるので、ゲームサーバーを立てたいという方にはConoHa VPSがおすすめですよ。

まとめ

総合的に見るとConoHa VPSがサーバースペックや機能などあらゆる面で優勢に見えます。

CPU速度とディスクI/O、どちらもConoHa VPSが有利であり、ネットワークもConoHa VPSの方が安定しているように見えます。Minecraft(マインクラフト)などゲームサーバーを立ててみたいという方にはConoHa VPSをおすすめします

使いやすさの面でも、面倒なサーバー構築を任せることができるConoHa VPSがおすすめです。

» ConoHa VPSの詳細を公式サイト見る

一方、さくらのVPSのメリットはさくらインターネットが培ったノウハウと会社のブランド力でしょう。さくらインターネットが提供する「さくらのクラウド」は日本政府の求めるセキュリティ要求を満たすクラウドサービスとして、「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度」(通称:ISMAP(イスマップ))のクラウドサービスリストに登録されています。ですから安心感と安定性を求めるのであれば「さくらのVPS」という選択がおすすめできます。

また、サポート体制はさくらのVPSの方が手厚いためトラブル発生時にサポートを利用したい方はさくらのVPSの方が満足できるでしょう。

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